中国料理を超えたクリエイティブを体験! 料理コンテストで25もの受賞歴を持つシェフが大阪・淀屋橋に降臨する
ここでおすすめの料理を紹介!
そんな花田シェフの手による料理をご紹介。
前菜「OMOTENASHI」からいくらのお寿司。タピオカとのりをチップスにして、生のサーモンとイクラをトッピングし、お寿司に見立てた。お皿に水を注ぎドライアイスの煙が立つ演出は、女性客からインスタ映えすると好評とのこと。
スペシャリテの「黒酢牛」。鹿児島黒牛サーロインを使った酢豚ならぬ酢牛。酸味がまろやかな香港産の黒酢をまとった酢牛に、きりっとしたフルーツの酸が楽しめるアプリコットソースを添えて。自身で好みの酸味にアレンジできる。
こちらも名物の「ホルモン麻婆豆腐」。神戸ポークを粗めに手切りにし、食感を残した。自家製豆板醤、辣油、山椒油、ネギ油など複雑に辛みが重なり合う。九条ネギのしゃっきり感がアクセント。
コースの〆に中国茶と供されるPetit Four。パティシエールによって木箱に華麗に盛り込まれている。
ラズベリーとライチのマカロン、四川山椒香るチーズクッキー、鉄観音のマドレーヌ、八角を使ったチョコチップのフィナンシェ。
5種から選択できる中国茶といっしょにいただく。
楽しい食事体験を演出
「日本の食材を生かして、僕にしか作れない中国料理を作りたいですね」と話す花田シェフ。干しアワビや熊の手などの高級素材も味わえるが、大阪産の河内鴨を北京ダックにしたり、沖縄直送のミーバイ(スジアラ)を香りさわやかな月桃の葉と蒸してみたりと、中国料理をベースに、クリエイティブな品々を供している。「何より大事なのは、楽しかったという食事体験。そのための演出も盛り込んでいるので、ぜひ一度味わってみてください」
門上さん「基本はきちんと守っています。中国料理の次世代を感じさせる料理が味わえます。」
atelier HANADA by 森本
住所: 大阪府大阪市中央区北浜4-3-1 淀屋橋odona A棟 2F TEL: 050-5593-7569 ※価格は税込。
撮影:東谷幸一 取材・文:木佐貫久代