中国料理を超えたクリエイティブを体験! 料理コンテストで25もの受賞歴を持つシェフが大阪・淀屋橋に降臨する
教えてくれる人|門上 武司
1952年大阪生まれ。関西中のフランス料理店を片っ端から食べ歩くももの足らず、毎年のようにフランスを旅する。39歳で独立し「株式会社ジオード」設立後はフードコラムニストというポジションにとどまらず、編集者、プロデューサー、コーディネーターとマルチに活躍。関西の食雑誌「あまから手帖」編集顧問であり、全日本・食学会副理事長、関西食文化研究会コアメンバー。著書には「食べる仕事 門上武司」「門上武司の僕を呼ぶ料理店」(クリエテ関西)、「京料理、おあがりやす」(廣済堂出版)、「スローフードな宿1・2」(木楽舎)、など。年間外食は1,000食に及ぶ。
金賞シェフによる華やかな中国料理
大阪メトロ淀屋橋駅直結のショッピングモール「淀屋橋odona」2階に2024年6月、中国料理店「atelier HANADA by 森本」がオープン。心斎橋の予約が絶えない人気店「中華旬彩 森本」の新展開だ。いわゆる中国料理店とは異なる、石と木と緑で構成されたモダンな店内で、各テーブル席からは、熱気溢れるオープンキッチンがのぞめる。
門上さん「お店の雰囲気はモダンな感じです。オープンキッチンなのでライブ感がありますよ。」
総料理長は、和歌山県出身の花田洋平さん。テレビ番組を見て料理人に憧れ、高校時代には飲食店でアルバイトを重ね、調理師になることを決意。辻調理師専門学校に通い、“鍋を振る豪快さ、楽しさ” に魅了され、中国料理を選択した。その後、ANAクラウンプラザホテル大阪「花梨」に入社。30歳で副料理長に就任し、計19年間勤めた。
何より花田さんの名を周知させているのは、数々の料理コンテストでの受賞歴。店のエントランスにもメダルなどが飾られているが、第7回中国料理世界大会「金賞」をはじめ、25もの受賞歴を誇るのだ。
門上さん「初めてRED-U35の審査で料理をいただき、その優れた発想と技術の高さに感銘を受けました。中国料理が華やかであるという印象です。」