アメリカで強まる「主犯は大谷翔平・水原スケープゴート」説 「大谷が移動中に使っていたスマホアプリが怪しい」疑念の背景には「トランプ再選」も
水原一平氏のドジャース解雇騒動が混迷を深めている。アメリカでは「なぜこんな怪しい展開になっているのに、日本人は美談で済まそうとするんだ」という疑念が噴出。「主犯は大谷翔平、水原スケープゴート説」が強まっている。背景には「米国第一主義」を掲げるドナルド・トランプ前大統領が返り咲きそうな気運が関係しているとの指摘もある。 【写真7枚】「ギャンブル依存症」と聞いて妻はどう思っただろうか。大谷の妻・真美子さんと笑顔で写真に収まる水原氏の妻 ***
日米で受け止め方は「全く違う」
「日本人にとっては、日本の宝である大谷翔平が犯罪に関与しているはずがないという強い思いがあります。ただし、アメリカ人の受け止め方は全く違います」 こう語るのは現地で取材する日本人記者だ。アメリカ人からすれば、当初伝えられた、通訳に過ぎない水原氏のために大谷が450万ドル(約6億8000万円)に及ぶギャンブル遊興費を肩代わりしたという美談自体が信じられないという。 「日本ほど大谷と水原氏の“兄弟愛”が報じられているわけでもありません。ましてや、直後に出てきた“窃盗に遭った”という取ってつけたような言い分など到底受け入れがたいと…」 確かに後に大谷サイドが訂正してきた「大谷は何も知らずに窃盗された」という言い分が本当ならば、水原氏が大谷の口座のパスワードを知っていて自由に金を動かせる立場になければ不可能だ。 そんな不自然な説明よりは、「水原氏がスケープゴートにされている」すなわち「本当は大谷自身がギャンブルをしていた」という話の方がしっくりくるというのだ。
米国人記者から噴出「大谷もオンラインギャンブルをやっていたんじゃないか」
「エンゼルス時代から大谷を追いかけてきたアメリカ人記者たちの間では、「大谷も『ドラフトキングス』をやっていたのではないか』との声が出始めています」(ロサンゼルス在住日本人記者) ドラフトキングスとは、アメリカ最大手のスポーツベッティングアプリ。2018 年、アメリカで一部の州を除きスポーツベッティングが解禁になって以降、気軽に野球やバスケットボールの試合に賭けられる同社のアプリは全米に普及し、今では200万人以上が利用している。 水原氏自身がESPNの取材に、2021年に違法ブックメーカーであるマシュー・ボウヤー氏(48)と知り合う前はスポーツベッティングをする際、ドラフトキングスを利用していたと明かしていた。 「アメリカ人記者らは大谷が移動中によくスマホアプリを利用している場面を目撃していた。だから、『イッペイといつも一緒に行動していたショーヘイもやっていたに違いない』と騒いでいるのです」(同) 大谷が家族で運営している資産管理会社の社名とギャンブルとの関連を怪しむ声も。大谷が渡米する前の2016年に設立した、大谷の父母が代表で大谷本人も取締役として入る「株式会社Ace's Coporation」という会社だ。 「日本人ならばエースは野球のエースと素直に読み取ってしまいますが、“エーシーズ”と聞くとポーカー好きのアメリカ人はみんな最強の手札である『AA』を思い浮かべます。実は大谷はポーカーが好きなんじゃないかという声まで出始めている」(前出・ロサンゼルス在住日本人記者)