大坂なおみ、テニス界の悪童と呼ばれるキリオスを称賛!「自分のあらゆる面を見せることを恐れない人に私は惹かれます」<SMASH>
ファッション雑誌『ハーパーズ バザー』オーストラリア版1月号に登場した大坂なおみ(世界ランク58位)が、カバーインタビューのなかでニック・キリオス(オーストラリア)の人間性を称賛。奔放な言動から“悪童”とも呼ばれるキリオスについて、大坂だからこそ知る魅力を語っている。 【画像】決勝はキリオス対ジョコビッチ! ウインブルドン2022で活躍した男子選手たち! 大坂はルイ・ヴィトンを身にまとって同誌の表紙と特集記事を華やかに飾ると、母親になった今、期待から解き放たれ、固定観念から逃れ、ストレスやプレッシャーから解放されたと明かした。 その同じ記事のなかで、2年前にともに練習をしてお互いを知り、いまやビジネスパートナーにもなったキリオスについて言及。元世界13位の29歳が、世間の評価とは大きくかけ離れた人間だと主張している。 「ニックはコート内外でダイナミックな人です。ありのままの自分をさらけ出し、自分のあらゆる面を見せることを恐れない人に私はとても惹かれます。彼には、ほとんどの人が見ていない一面もあると思いますが、彼はとても心が広く、恩を返すことを大事にしています。だから彼を尊敬しているんです」 キリオスの人物像と言えば、これまでにも彼に近い者からたびたび世間のイメージを覆す発信があった。 例えば、2023年に公開された『Netflix』(ネットフリックス)の人気テニスシリーズ「Break Point」では、「キリオスは悪童なのか」をテーマにエピソード1で、ガールフレンドのコスティーン・ハッツィが「彼はみんなが思っているほどクレイジーじゃないのよ」とコメント。元代理人のジョン・モリス氏はかつて「本当のニックは悪童ではない。彼は自分を守るためにあのような態度を取っているんだ」と語った。 ヒザと手首の負傷により、ここまでほぼ2シーズンを棒に振ったキリオスだが、ようやく復帰スケジュールが決まった。まずアブダビで開催中のエキジビション「ワールドテニスリーグ」に参戦し、新シーズン開幕戦の「ブリスベン国際」(12月30日~1月5日)でツアーに復帰を果たす。 さらに「全豪オープン」(1月12日~26日)にもプロテクトランキング(負傷離脱前の順位でエントリーできる救済措置)を使ってエントリーしている。 2018年に優勝したブリスベン国際はきリオスにとって「お気に入りのトーナメントの1つ」。ノバク・ジョコビッチと組んでダブルスでプレーすることも発表されており、待望の復帰戦は大歓声で包まれることだろう。 構成●スマッシュ編集部