Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング18位。J1昇格以来最低だが…。育成の名門は今季も残留
サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものもある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。 ※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値
18位:サガン鳥栖(171) 2023リーグ戦成績:14位(J1) 2023リーグ戦平均入場者数:1万231人(19位) 2023シーズンホームグロウン人数:6人(20位タイ) 2022年度営業収益:約27億6100万円(18位) 開幕節で1-5という大敗を喫して低調な滑り出しとなったが、残留争いに加わることなくシーズンを終えた。しかし、成績は昨季から3つ落とす14位で、上位をうかがうことはできなかった。それでも、他の指標と比較すると、成績面では健闘していると言えるかもしれない。 平均入場者数はリーグ全体で19位。J1ではワースト3位で、わずかに1万人を超えた。1万5000人を超えた2018、19年はフェルナンド・トーレスが在籍していたという事情があるにせよ、コロナ禍の3シーズンを除けば、2012シーズンの昇格以来最低の数字となっている。昨年度は5季ぶりに黒字に転じたが、3期連続で債務超過の状態が続いている。 今季開幕時点でのホームグロウン人数は20位タイの6人だが、これは決して悲観する数字でもないかもしれない。松岡大起、中野伸哉、大畑歩夢、福井太智ら毎年のように年代別日本代表に名を連ねるタレントを輩出しており、育成という面では国内有数の名門になりつつある。
フットボールチャンネル