売れる仕組みが見える「Googleのアクセス解析」 「パフォーマンスデータ」で見るべき数字3つ
すなわち、「お客様になりうる可能性を持った人の数(見込み顧客)」のおおよそがここからわかるわけです。 これを知らずして、集客の施策を行うのは、暗闇の中を走っているようなものです。店舗情報が本当に見られているかどうか把握できなければ、モチベーションも上がりませんよね。 2 「反応数(インタラクション数)」 2つめが「反応数」です。これは、店舗情報から「経路検索された数」「ウェブサイトが見られた数」「お店に電話がかけられた数」「予約された数」などを合計した数値です。これらは、店舗情報を見たあとに、興味を持って何らかの行動に移した数を表しています。
「インタラクション数」だと少しわかりづらいと思いますので、「お店に行きたいという“反応”を示した数」という意味で、ここでは「反応数」と呼ぶことにしています。 さらに、「通話」「予約」「ルート(経路)」「ウェブサイトのクリック」それぞれの数値を見ることもできます(「予約」は機能を使っていないと表示されません)。 閲覧数がどれくらい見られているかの母数だとすれば、反応数はそこから興味を持ち、さらに来店につながるような行動を起こした数といえます。もし反応数が増えたなら、基本的にお客様の来店にも結び付いていると考えてかまいません。
3 「検索語句」 3つめの「検索語句」。実は、これが3つの中で最重要のデータです! これまでの説明を読んで、「やっぱり難しいよ。3つもあると面倒だし説明もよく理解できない」という方は、このデータを見ていただくだけでもかまいません。 このデータでは、自分のお店が「どんな言葉で検索に引っかかっていて、どのように検索されているのか」を把握できます。 下部の「もっと見る」を押すと、6番目以下の検索語句も見ることができます。PC画面だと右下隅。スマートフォンだと一番下にこの機能があります。
では、このデータはどのように活用すればいいのでしょうか。 ■「検索語句」のデータを活用する 実はGoogleは、あなたが思っているよりも、あなたのお店のことを知りません。 何ともショッキングな事実かもしれませんが、まずはお店の業種や客層、商品やサービスなどをイメージしつつ、検索語句の欄をなんとなく見てください。 「やっぱりこのキーワードで検索されているよね」とか「意外とこんなキーワードで検索されているんだ」といった発見もあるものですが、逆に「このキーワード、数が少ない(検索に引っかかっていない)なあ」とか「うちの店の売りは◯◯なのに、なんで◯◯で検索されていないんだろう」と思う語句もあるかもしれません。