脈脈が北京で訴え「万博に来て」 関西財界訪中団がPRイベント
中国との経済協力などを話し合うために北京を訪れている関西財界の訪中団は27日、北京市中心部のホテルで大阪・関西万博への来場を呼びかけるイベントを開いた。万博の来場者目標を達成するには、訪日外国人客も呼び込む必要があり、中国はそのなかでも重要なターゲットだ。 【写真】関西財界訪中団が大阪・関西万博への来場を呼びかけるイベント。公式キャラクター「ミャクミャク」と一緒に写真を撮る参加者たち=2024年11月27日午後1時1分、北京市、諏訪和仁撮影 イベントには、中国の旅行会社や旅行メディアの幹部ら約100人が参加した。旅行大手の中国旅行社総社(北京市)の張晴晴さん(46)は「万博に関心がある人も、ない人もいる」と話す。これからツアー商品をつくって宣伝するという。万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」については「生命、健康にかかわるテーマには興味を持つ人が多いと思う」と話した。 北京語言大学で働き、イベントで司会を務めた西田聡さん(31)は「大阪での万博が広く知られているかはわからないが、公式キャラクター『ミャクミャク』の認知度は高い」と話す。中国のSNSで一時、話題になったためだという。中国では「脈脈(マイマイ)」と呼ばれ、読みのかわいさも受けているという。 万博の目標来場者は2820万人で、うち1割強の350万人は訪日客を想定している。このため、万博を主催する日本国際博覧会協会や関西財界は、海外でも広く知られるように取り組んでいる。(北京=諏訪和仁)
朝日新聞社