曲がり角の根拠となるパリSGの「ルモンタダ」【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
前回が「悲痛」だとすれば今回は「残酷」そのものだ
またしても「ルモンタダ」でCL16強での早すぎる敗退を余儀なくされたパリSG。繰り返された大失態は、おぞましいの一言に尽きる。(C)Getty Images
フランス語の「ルモンタダ」、つまり大逆転でチャンピオンズ・リーグ(CL)から姿を消すのは初めてではない。逆に言えば同じ過ちを繰り返しているところにパリ・サンジェルマンが大きな曲がり角を迎えている根拠が求められる。どこに問題があるのだろうか。(文:フランソワ・ヴェルドネ・訳:結城麻里 2019年4月4日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― フランス代表がロシアの地で聖杯を手にしてから、およそ8か月――。冬の終わりが近づくなか、盛大に祝杯を重ねたあの二日酔いからようやく覚める時が来た。欧州カップ戦のベスト8にフランスのクラブがひとつも残らなかったのは、2010-2011シーズン以来のことだ。 ロシア・ワールドカップの決勝でクロアチア代表を打ち破ったレ・ブルー(フランス代表)の先発メンバー11人を見てみる
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