『オモウマい店3時間SP』元刑事&元鑑識夫婦の“ルール違反”食事処、黒字未体験の喫茶店などに密着「騒ぐんじゃねぇ」鈴子ママも
12月17日(火)放送の『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(日本テレビ系 午後7時~9時54分)は、3時間スペシャルで5店のオモウマい店を紹介する。 【写真】さまざまな部位のお肉がのった豪華客船 この番組は、日本全国の“びっくりな店”を紹介するバラエティ。まだ見ぬ「オモウマい店」を求め、スタッフが日本中を大捜査。気になる店を発見したら飛び込みで交渉、粘りに粘るリサーチと取材スタイル。“グルメ馬鹿”なスタッフが日本全国を駆け回り、オモウマい店を発掘する。MCはヒロミ、進行は小峠英二が務め、12月17日放送回には飯尾和樹(ずん)、若槻千夏、中島健人、LEO(BE:FIRST)、RAN・SHIZUKU(ME:I)がゲスト出演する。 栃木県壬生町で見つけた、オモウマい食事処。和食用と中華用に分かれた厨房を備え、そのどちらのメニューも楽しめるというこのお店、名物は22ネタ、ドリンクと小鉢付きの“贅沢山盛り海鮮丼セット”(2,200円)。酢飯400グラムに、天然のミナミマグロの藁焼きや塩トロ炙り、赤身をはじめ、真鯛の湯引き、生エビなども乗せられているが、極め付きはまさかの握り寿司。店主いわく「いっぱい食べてもらいたい気持ちがどんどん進化」を促したという海鮮丼は、創業から4年で既に30回のリニューアルが行われたという。あるタイミングで海鮮丼にマグロカツを乗せてから「バリバリ(和食の)ルールは破っています」と掟破りを自覚しつつも、進化を止める気配はない。ほかにも、海鮮丼と同じネタをベースに、串に刺したからあげ2個、エビフライ、アジフライ、寿司2貫をのせた酢飯1キロ、合計約1.8キロの“金龍山ネオ”(4,000円)などがある。 中華のメニューとしては、約500グラムと大盛りの“五目チャーハン”(990円)や、自家製の麻婆を使った“四川風麻婆豆腐セット”(1,265円)、自家製ダレの“油淋鶏セット”(1,320円)といった定番をそろえる。一方で、事前に油淋鶏や麻婆を仕込んで時短に挑戦するなど、注文が入ってから調理するのがセオリーという中華料理の「ルール違反」にあえて挑んでいる。 こうした違反を駆使している店主の前職は、なんとルールを遵守することを身上とする元刑事。だが、コロナ禍に見舞われたタイミングであらためて自分の人生を問い直し、元鑑識の妻を伴って飲食業へと転向した。安定した職を捨てることとなり、周囲からは大反対にあったという店主。それでも、「普通の人が歩くルールを破ったとしても、人を幸せにする食事処を作りたかった」と、食事に来たお客さんの笑顔のために、今日も前向きにルール違反を続ける。 京都府京都市、金閣寺のほど近くにある老舗の喫茶店。有名私立大学が近くにあるため、お客さんの8割が大学生というこのお店の壁には「うまい!安い!ボリューム満点!」「激安地域一番店!!」「お食事・軽食200種類以上!」と刺激的な文言の貼り紙が並ぶ。人気メニューは、お客さんの7~8割が頼むという“ロコモコ(大盛り)”。月1回のイベントではサラダとなぜかたこ焼きが付いて350円。このほか、特製デミグラスソースがかけられたハンバーグと目玉焼き2個がうれしい“ハンバーグ定食”(300円)、さらに“キーマカレー”(250円)など、あり得ない価格のメニューがずらり。あまりの安さに、近隣に住む学生たちは「学校なくても食べに来るくらい」と、もはや生活に欠かせない場所となっている。 メニューは全部で250種類。創業から38年間、値段を上げていないばかりか、逆に“エビフライ定食”などのように、創業時650円だったものが550円へと値下げされたことも。そうした利益度外視の姿勢のため、「黒字になった年はない」とあっけらかんと話す店主。お店をやることは「格闘技やな。どっちが先に倒れるか。店か本人か」と、本気とも冗談ともつかない言葉が飛び出す。 創作料理も充実しており、ハンバーグにハム、ベーコン、目玉焼き、赤ウインナー、カニカマなどがごはんと共に乗せられたプレート“令和定食”(700円)や、目玉焼き、ベーコン、コロッケ、エビフライ、ハンバーグなど、この量でこの値段?という意味が込められた“満腹マジ卍定食”(800円)などがある。 現在「彼女募集中」という店主は、大の野球好きで、現在も4つのチームに所属。プロボウラーを目指したこともあるなど、聞けば聞くほど驚きの経歴が明らかに。一方で、現在は喫茶店を夕方に閉め、去年の秋からたこ焼き店を始めた店主。夜にはかなり人通りが少なくなるエリアで営業を続ける、その切実な理由とは。 熊本県人吉市にあるラーメン店。名物は何と言っても“球磨川ラーメン”(650円)。「食欲をそそる濃厚な香り」とお客さんが絶賛するその味は、ラードで揚げたニンニクに、キャベツ、タマネギなどで炊いた自家製豚骨スープをベースとしているのが特徴。そこにネギ、キクラゲ、2時間煮込んだ自家製チャーシューが乗る。一見、スタンダードなとんこつラーメンのようであるが、自家製の中麺にある驚くべき秘密が隠されていて…。 これまで複数回にわたり密着してきた、宮崎県宮崎市にあるうどん店「百姓うどん」。宮崎県産ゴボウを使った、直径約20センチの天ぷらが目を引く“ごぼう天うどん”(580円)、1週間かけて仕込んだ宮崎県産シイタケをふんだんに使った“椎茸うどん”(570円)など、地元の食材を生かしたうどんが人気。麺のサイズを選べるのも特徴で、「並盛り」は330グラムだが、「びっくり盛り」では990グラム、さらに裏メニューである「革命」になると約4キロに。また、お店のもうひとつの名物が、高さ約80センチという圧倒的なサイズの“レインボータワーかき氷”(890円)。そのインパクト抜群のビジュアルもあり、注文が絶えない一品となっている。 店主である岩切さんの威勢の良さも有名で、「おりゃあぁぁぁぁい!!!」「うわっどんなもんじゃい!」と、その気合の入った声が店内に響き渡る。前回の放送では、そんな店主の姿に憧れてアルバイトに来たけんた君にも注目し、その奮闘ぶりを放送した。 そして前回の密着から2か月。相変わらず大きな声であいさつをする姿が目立つけんた君。前回は失敗してしまった“レインボータワーかき氷”の配膳に再びチャレンジすると、今回は見事に成功。「よおおおお!」「いよっしゃあああ!!」と喜びを爆発させる。彼の活躍は、しんぺい君やけんしょう君など、ほかのアルバイトたちにも大きな影響を与えており、「けんた君に負けないくらいやろうかなって」と、さらなる活気を生んでいる。 そこに前回の放送を見た若者から、新しいアルバイトの応募が舞い込んでくる。面接をした店主は、声の大きさには物足りなさを感じたものの、「目とオーラ」に力を感じて採用する。「人見知り」の彼は、果たしてお店になじむことができるのか。 神奈川県小田原市にある、オモウマい焼き肉店。「脂が甘いよ」とその味も評判だが、“牛ハラミセット”(1,870円)が1人前400グラムという大ボリュームでも知られる。さらに、国産和牛のカイノミ(バラ肉)を使った“ジャンステーキ”(1,408円)も人気。 そしてこのお店ならではの超弩級メニューが、飲み放題2時間付きの“豪華客船コース”(一人前9,000円)。10人以上で予約できるこのコースは、フラワーアレジメントを施した全長約180センチの大きな船に、さまざまな部位のお肉がのる。中には、A5ランク、生粋かながわ牛のサーロインがなんと12枚も。 さらに神奈川県和牛のランボソ(もも肉)や、牛1頭から約500グラムしか取れないといわれる希少部位・千本スジのほか、ホルモンや白センマイ刺し、鶏のからあげなどまさに豪華絢爛、大盤振る舞い。「遊園地ってコンセプトがあるから。パレード的にしたいっていうのがあって」という店主の言葉もうなずける、豪華客船によるお肉の大行進が堪能できる。 2024年放送分の最後の密着は、惜しまれながら閉店してしまった中華料理店「珉珉」の店主夫妻。今回、番組スタッフが店主夫婦の元を訪ねたのは、あるお祝いコメントを収録するため。さらに、後日行われた祝いの場に出席する様子も密着。そこであの鈴子ママの名言「騒ぐんじゃねぇ」はさく裂するのか。
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