「同時に食べられて嬉しい」魚介との相性抜群!「パエリ焼きそば」 B級グルメの王様が洋風に進化【しずおか産】
静岡放送
青空に映える壮大な富士山と浅間大社の赤鳥居。静岡県富士宮市で有名なご当地グルメといえばーそう、富士宮やきそばですが…。実は今、進化を続けているんです。今回のしずおか産は。 【写真を見る】「同時に食べられて嬉しい」魚介との相性抜群!「パエリ焼きそば」 B級グルメの王様が洋風に進化【しずおか産】 <ジャズと喫茶フィガロ 峰亜由美さん> 「こちらが富士宮やきそば進化版の『パエリやきそば』です。名前の通り、スペインのパエリアと富士宮やきそばを融合させたお料理です」 JR富士宮駅のすぐ近く、2024年8月にオープンした「ジャズと喫茶フィガロ」。音楽とこだわりの料理が楽しめる店です。誕生したばかりの新グルメ「パエリやきそば」を提供しています。贅沢に盛られた魚介類、スパイスの香りが食欲をかきたてます。 <坂口将也記者> 「いただきます。魚介の旨みがギューっと詰まっていて、富士宮やきそばの麺なのでモチモチしていてものすごい美味しいです」 <ジャズと喫茶フィガロ 峰亜由美さん> 「富士宮焼きそばの一番いいところはモチモチの食感という所なので、そこがなくならないようには工夫しました」 <坂口将也記者> 「まさに進化版富士宮やきそばって感じですね」 「パエリやきそば」の最大の特徴は季節の魚介とトマトでとったスープです。 <ジャズと喫茶フィガロ 峰亜由美さん> 「この魚介のスープはベースは鶏ダシにスープに、近海で取れた魚介をスープに入れてダシをとっています」 魚介のスープを、具材と一緒に炒めた富士宮やきそばに、吸わせることで、パエリア風に仕上げます。見た目も美しく、キレイに盛り付け、完成です。富士宮産のニジマスや自家製の柑橘類を使うなど、地元産の具材にもこだわっています。 <ジャズと喫茶フィガロ 峰亜由美さん> 「思いも寄らず、こんなに魚介と富士宮やきそばの相性がいいんだという作って初めて知る事ができたので、作って良かったと思います」 パエリやきそばを発案したのは、長年、富士宮の商店街の発展に尽くしてきた増田恭子さんです。開発のキッカケは3年前、東京オリンピックで富士宮市が空手スペイン代表のホストタウンになったことでした。 選手と交流する中で、パエリアは、「米」だけでなく「パスタ」でも食べられていると知り、そこにヒントを得たといいます。 <富士宮食のひらめき会 増田恭子理事長> 「え、麺だったら富士宮やきそば使えばいいのになって、そこが発端だった」 商店街連盟の会長も務める増田さん。「パエリやきそば」のような新たなチャレンジが商店街活性化の起爆剤になればと話します。 <富士宮食のひらめき会 増田恭子理事長> 「色んな焼きそばを通した地域の食、郷土が豊かになっていく、それが商店街の喜びにもつながるし、本当はそういうことが『パエリやきそば』のような食の役割かなと思うし、大いに(パエリやきそばを)頂いてもらえたら嬉しいなと思います」