ニコン、通期業績を下方修正 半導体市況の回復遅れ
[東京 31日 ロイター] - ニコンは31日、2025年3月期の連結業績予想(国際会計基準)を下方修正し、営業利益を従来の350億円から220億円に引き下げた。半導体市況の回復が遅れるとみて、露光装置などの販売計画を見直した。映像事業はおおむね想定通りに販売が推移しそうだという。前年実績からの減益幅は12%から44%に拡大する。 IBESがまとめたアナリスト9人の予測平均値359億円を下回った。 ニコンはこの日、発行済み株式の8.7%に当たる3000万株・300億円を上限とする自社株買いを決議したことも発表した。