フラメンゴ、37歳の元ブラジル代表DFダヴィド・ルイス退団を発表…2022年には南米制覇
フラメンゴは22日、同クラブに所属する元ブラジル代表DFダヴィド・ルイスの退団を発表した。 【ゴール動画】D・ルイス、フラメンゴでの“ラストゴール”は意表を突く技ありFK クラブより詳細は明らかにされていないものの、現地メディア『グローボ』によると、今回の退団は契約満了によるものだという。フラメンゴとD・ルイスの現行契約は2024年12月31日までとなっており、ロドルフォ・ランディン前会長のもとでは契約延長に向けた意向が確認されていた模様だ。しかし、ルイス・エドゥアルド・バプティスタ新会長、およびホセ・ボト新SD(スポーツディレクター)の下で方針の変更があり、フィリペ・ルイス監督との話し合いの末、D・ルイスの2024年限りでの退団が正式に決まったという。 D・ルイスは1987年4月22日生まれの現在37歳。母国のヴィトーリアでトップチームのキャリアをスタートさせると、2007年1月にはベンフィカへ加入し、欧州上陸を果たした。2011年1月に加入したチェルシーでは、2011-12シーズンにクラブ史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)優勝に貢献。2014年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)へ完全移籍し、2年間はフランスで活躍したが、2016年にはチェルシーへの復帰を果たした。“ブルーズ”では計6シーズン半プレーし、公式戦通算248試合出場18ゴールを記録。前記のCLタイトルだけでなく、2016-17シーズンのプレミアリーグ制覇、さらには2度のヨーロッパリーグ(EL)やFAカップ優勝等、数々のトロフィーを勝ち獲った。 2019-20シーズンからの2年間はアーセナルでプレー。公式戦通算73試合出場4ゴールを記録しただけでなく、2019-20シーズンにはFAカップ優勝を経験した。アーセナル退団後はフラメンゴへ完全移籍加入し、母国復帰を果たす。フラメンゴでは3シーズン半にわたって活躍し、2度のコパ・ド・ブラジル制覇だけでなく、2022シーズンにはフラメンゴをコパ・リベルタドーレス優勝へ導き、3年ぶりの南米制覇に大きく貢献。これまでに公式戦通算132試合出場4ゴールを記録しており、2024シーズンは年齢面もあってフル稼働とはならなかったが、主力の一角として活躍を続けてきた。 D・ルイスの退団に際し、フラメンゴはクラブ公式SNSを通してコメントを発表。「ダヴィド・ルイスに別れを告げることとなりました。彼がこのクラブで成し遂げたことと、4つのタイトル獲得へ導いてくれたことに多大なる感謝を表明します」と伝えた。 なお、現時点でD・ルイスの新天地は決まっていない。『グローボ』によると、ヴァスコ・ダ・ガマを筆頭に、ブラジル国内の複数クラブが関心を示しているという。来年4月には38歳を迎えるなか、D・ルイスはどのクラブで新たな挑戦をはじめるだろうか。
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