数字で見る朗希の凄さ 直球は大谷以上&フォークは千賀級…MLBで成功する可能性は
ストライク率60%台中盤…カウント問わず効果を発揮するフォーク
フォークについても見ていこう。まず注目したいのが投球割合だ。フォークといえば「お化けフォーク」を操る千賀だが、佐々木は千賀以上にフォークを投じてきた。さらにストライク率は60%台中盤とカウント球としても効果的で、どのカウントでもフォークを投じられることが前述した直球の見逃し率にもつながっていると考えられる。もちろんウイニングショットとしてのデータも申し分ない。空振り率や被打率をはじめ、多くの項目でNPB時代の千賀に匹敵する好成績をマークしているのだ。千賀のフォークはメジャーでも猛威を振るっており、佐々木のフォークも通用する可能性を十分に秘めているだろう。 数々のNPB記録を打ち立てただけでなく、佐々木は間違いなく多くのプロ野球ファンの記憶に残る投手である。いまや世界のスター選手となった大谷と同じく23歳でのメジャー挑戦。憧れ続けた舞台で、世界に名をとどろかせる活躍を期待したい。
「パ・リーグ インサイト」データスタジアム編集部