雨戸を閉めたら“コウモリ”発見!部屋侵入に大量のふん被害、感染症の恐れも…「コウモリは1㎝の隙間があれば、通ることができる」見つけたら害獣駆除会社へ連絡を
台風10号による大雨の裏で、思わぬ事態が起きていました。名古屋の駆除業者に相次いだのは、「自宅でコウモリを見つけた」という問い合わせ。台風が近づくにつれて、増えていったというコウモリ駆除の相談。一体、東海エリアで何が起きていたのでしょうか。 【動画で見る】「“雨戸”から大量のコウモリ」
「今回台風というので、(窓の)シャッターを下げたときなんですけど、上から“コウモリ”が2匹、バッと部屋の中に入って、それであたふたしていた」と話すのはこの家の住人。台風が近づいてきた先週、久しぶりに雨戸のシャッターを閉めると、その隙間からコウモリが飛び出してきたというのです。
部屋に侵入したのは、アブラコウモリと呼ばれる種類。体長は約5㎝、羽を広げれば15㎝ほどの大きさになります。
「この辺も拭いたんですけど、ふんがいっぱいあって…」と、窓のシャッターを指しながら説明をする住人。見てみると窓のサッシには、今もフンが残っている状態です。
年間約2,000件の害獣の相談を受けている『がいじゅうZERO』。同会社の岩永和真さんは、「コウモリは静かなところが好きなんで、ずっと使っていないシャッターとかだと、そこに住んで(シャッターを)下ろしたときに、ふんが落ちてきて、そこで気付く方が多くて、問い合わせも今年は増えているのが現状です」と話します。
今年8月末、台風10号の影響で大雨となった東海エリア。『がいじゅうZERO』によると、8月のコウモリの相談件数の半数近くが、8月23日からの10日間に集中したそうです。 SNSでも、「台風の対策で家のシャッター閉めてたら、コウモリさんが3匹落ちてきてびっくりした」、「普段閉めないシャッターを台風で閉めたら、コウモリが飛び込んできてパニックに」など投稿が。
なかには、雨戸の隙間に隠れていたコウモリが、家の中に入ってきたという人も。こちらのお宅では5匹もいたそうです。 『がいじゅうZERO』岩永さん曰く、「シャッターの中で30匹ぐらいいることが結構あるんで、多いと50匹ぐらいで集団で生活する」というコウモリ。