パン・菓子のヤタロー 浜松に「地産地消工場」新店舗 コストコやロピア近くに来春オープン計画
パン・菓子製造販売のヤタロー(浜松市中央区)が、同市中央区上西町に新店「地産地消工場店」のオープンを来春に計画していることが23日までに、同社への取材で分かった。自社商品に加え、パンや菓子、青果を生産する県西部の個人や法人の商品を扱う新コンセプトで運営し、地域共創を進めるという。 出店地はヤタローの倉庫や駐車場などの跡地。現在、鉄骨2階建て延べ床面積約600平方メートルの建物を建設している。集荷や新店までの配達を全てヤタローが担うことで、50以上の個人や法人から出品を募る。 オープンに合わせ、出店地の北西約100メートルで営業する工場直売店は閉店する。バウムクーヘンの切れ端などを販売して人気を集める同店は、来店客による混雑が常態化しているため、新店は売り場を広げる。駐車可能台数を増やし、バスなどの大型車両用も確保するという。 周辺は11月下旬に開店した食品スーパー「ロピア浜松プラザフレスポ店」やコストコ浜松倉庫店などが立地する。ヤタローの担当者は「一帯は市外から多くの買い物客が集まっている。地元の逸品を知ってもらえる店にしようと準備を進めている」と話した。
静岡新聞社