雨戸を閉めたら“コウモリ”発見!部屋侵入に大量のふん被害、感染症の恐れも…「コウモリは1㎝の隙間があれば、通ることができる」見つけたら害獣駆除会社へ連絡を
こちらの写真は、今回の相談者とは別の住宅で、過去に雨戸のシャッターにコウモリが嫌がる成分の入ったスプレーを吹きかけたときの様子。10秒ほどすると、シャッターの隙間からたくさんのコウモリが出てくるのが確認できました。
その侵入経路は、窓と窓のサッシにある“わずかな隙間”。コウモリは1㎝の隙間があれば、通ることができるといわれています。
そこで今回、相談者の自宅ではファイバースコープを使って、自宅の開けてあるシャッターの中を確認。中の映像を見ながら、「シャッターが(台風で)閉まっていた影響で、コウモリの姿は見えないですね」と、岩永さんが状況を話します。
続けて、「この辺の所に座っていることが多いんですけど、今の現状としてはいないですね」と相談者に報告しました。 しかし、“帰巣本能”があるといわれているコウモリ。今はいなくなっていても、同じ巣に帰ろうとする習性が備わっているため、油断は禁物です。
『がいじゅうZERO』の竹之内純子さんは、その理由について、「暑いから故に涼しいところを求めて、家に入っているかもしれないですよね。それがシャッターだったりとか、家の屋根裏だったりとか。1センチしかない隙間に、日陰を求めているのかもしれないです」と予想します。
今回、相談を受けた住宅は、コウモリの嫌がるスプレーを吹きかけ、後日、隙間の目張りなどの対策を実施。住人は、「小さい娘がいるんで、衛生面もそうですし、見たらすごい量のふんなので。全部不安というか、きたないというか。きれいな家に戻りたいですね」と心境を語りました。
駆除は禁止!巣を見つけたら駆除業者に連絡
『がいじゅうZERO』によると、コウモリは「鳥獣保護法」によって、許可無く、捕獲・駆除をすることができないといいます。しかし、コウモリのふん・尿には、ヒトプラズマ種というカビやウイルスなどが含まれており、放置しておくと、感染症のおそれも。 さらに、コウモリは夜行性。夜は“羽の音”などによる、騒音被害に悩まされる可能性もあります。自宅にコウモリが住み着いているのを気づいたら、駆除業者などに相談してほしいということです。