大山を背景に記念撮影する観光客＝鳥取県江府町大河原、鍵掛峠展望台

　猛暑の影響で色づきが遅れていた大山（標高１７２９メートル）で、紅葉が見ごろを迎えている。ブナなどが黄色く染まった山容を見渡せる鍵掛峠展望台（鳥取県江府町大河原）では８日、関西などから来訪した観光客が絶景を思い思いにカメラに収めた。１５日ごろまで楽しめるという。 今年の「紅葉」大丈夫！？　猛暑で「葉焼け」現象　島根、鳥取の名所で既に影響

　例年は１０月中旬に色づき始めるが、標高の低い所は１週間ほどずれ込んだ。大山観光局によると３日ごろから見ごろになっているという。両親と３人で来たという大阪府寝屋川市の会社員杖谷健一郎さん（５８）は「ベストポイントで狙い通りの景色が見られて満足した。やっぱり大山は秋がいい」と喜んだ。