協力金を追加支給 東京・小池知事が会見(全文2完)出口戦略を早急に策定したい
検査件数をどれくらいまで増やす考えか
テレビ朝日:すいません、テレビ朝日の前田と申します。先ほどPCR検査が多い日で1800件ということだったんですけれども、PCRセンターや陰圧テントの予算を補助するということで、今後具体的にどのくらいまで1日当たりの検査件数を増やすべきだと考えているかお聞かせください。 B:私のほうからお答えします。先ほど知事のほうからもお話しさせていただきましたが、今、都内、民間の検査機関も含めましておおむね3000件の処理能力があるというふうに伺っております。片や今、都医師会、地区医師会と共同で動かしているPCRセンター、これはまだ設置の途上でございまして、最終的にどの地域に何カ所出来上がるかということは、まさにその検討を今、行っている、走りながら考えているといったところでございます。 それと、先ほどお話があったように、現地で1800弱、1日で最高ございました。そうすると、単純にいたしまして、3000の処理能力に対して1800、まだ1000件以上の余力もあるということから、まずはその範囲内でできるところをやっていきたいと、このように考えております。 司会:挙手をお願いいたします。
追加支援を判断した理由を聞きたい
時事通信:時事通信の斉藤です。知事にお聞きしたいんですが、協力金について今回、追加で支援するということなんですが、財政規律の観点から都庁内では慎重論も根強かったというふうに聞いているんですけれども、追加で支援するということに決めた、判断した理由についてお聞かせいただきたいのと、それから知事は国の支援策を見てから判断していきたいというような話をしていましたけれども、国の支援策、これについてどうお考えかお教えいただければと思います。 C:では私のほうからお答えをさせていただきます。財政規律は非常に大事な点ではありますが、今はやはりそれ以上に企業の方をお支えしないとつぶれてしまう企業が続出してしまうのではないか、そういう危機感がありますので、まずは支援をやっていく。当然その中で財政運営というのは私ども、健全な財政が保てるようにというのは留意しながら進めていくというふうに考えております。国の支援策につきましてもこれからいろいろ明らかになってくるとは思いますけれども、まずは今、進めております協力金について、その独自の取り組みをまずは先行させていくということで考えています。 小池:加えて申し上げますと、やはり都の経済を支えてくださっている方々です。卵を産んでくださる方々です。そこを大事にしなければという思いもございますし、この1カ月というのは東京にとって死活的に重要だというふうに判断もして、そして都の財政なども確認をしながら今回の決定をさせていただいたところでございます。 何度もこういうことを申し上げますけれども、だらだらとやっていると、本当にみんなが苦しむのが長くなるということです。ぜひこの延長された、この1カ月でございますけれども、ぜひ東京がよみがえるためにも皆さま方のご協力をよろしく、引き続いてお願いをしたいと、そういう意味を込めております。 また、STAY HOME週間ということ、名付けて、大型連休はあすで終わりですけれども、東京商工会議所、同友会の皆さま方にもぜひ、この7日と8日もこの際、大型連休で続けてくださいというようなこともお願いをしました。各企業の方も判断されるかと思いますけれども、この5月が非常に重要であるということも皆さんと共有しながら、この協力金と共に、東京の経済のともしびをつなげていきたいと、こう考えております。 司会:挙手をお願いいたします。