【2024年版】シルバーウィークに見たい展覧会12選(西日本編)
【兵庫】「デ・キリコ展」(神戸市立博物館)
世紀末の巨匠のひとり、ジョルジョ・デ・キリコの大規模個展が神戸に巡回。彼の代表作「形而上絵画」(幻想的な風景や静物によって非日常的な世界を表現する絵画)は、サルバドール・ダリやルネ・マグリットといったシュルレアリスムの画家たちにも大きな影響を与えたと言われる。東京都美術館での展示の様子はこちらのフォトレポートから。 会場:神戸市立博物館 会期:9月14日~12月8日
【香川】加茂克也 KAMO HEAD(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)
モードの最先端で活躍したヘア&メイクアップアーティスト、加茂克也(1965~2020)。時代性と先進性に加え、彫刻のような普遍的な美を持つ加茂のヘッドピースは、ファッションでありつつ、唯一無二のアートピースとして強い存在感を放ってきた。本展は、トップブランドのファッションショー等で実際に使用したヘッドピースを中心に、立体作品や資料を交えながら、加茂の創作活動を包括的に紹介する。 会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA) 会期:6月30日~9月23日
【岡山】「森の芸術祭 晴れの国・岡山」(奈義町現代美術館ほか)
「森の芸術祭」は今年度が第1回となる芸術祭。キュレーターは、金沢21世紀美術館館長・長谷川祐子が務める。これまでアートに関するイベントがあまり開かれてこなかった岡山県北部を舞台に、自然と人間との関わりについて、多様なかたちでプレゼンテーションを行うような芸術祭となる予定だ。参加アーティストは森山未來、川内倫子、坂本龍一+高谷史郎、レアンドロ・エルリッヒ、アンリ・サラ、キムスージャ、リクリット・ティラヴァニほか。詳細はこちらのニュースから。 会場:奈義町現代美術館 ほか 会期:9月28日~11月24日
【岡山】「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」(夢二郷土美術館 本館)
「大正ロマン」を象徴する画家であり、詩人でもあった竹久夢二(たけひさ・ゆめじ)の生誕140年を記念した展覧会が岡山へ巡回。新たに発見された《アマリリス》をはじめとする油彩画や素描など、初公開資料を含む約180点の作品が紹介され、価値観が劇的に変化しつつあった20世紀の前半に時代の立役者となった竹久夢二の魅力を堪能できる展覧会となる。東京都庭園美術館での展示の様子はアーティスト・清川あさみと担当学芸員によるこちらのインタビューから。 会場:夢二郷土美術館 本館 会期:9月7日~12月8日