テーブルの天板が水難事故の救世主に! 備えあれば憂いなしの想像の斜め上をいく浮具の実力とは
アウトドアで使えるテーブル天板形状を採用
ウキブルは市販のカーゴボックスの蓋に載せるだけでテーブルとして使用できます。救助具にプラスαの役割をもたせることで、自然と手元にある環境をつくることを目指しました。 また、水面で要救助者に見つけてもらいやすいように、水面でも目立つホワイトとセーフティオレンジの1枚で2つの顔をもつ2カラーを採用。モルタル調の面は実物よりも白さが強調され目立ちます。対してセーフティオレンジと呼ばれる救命胴衣などに使われるオレンジは、炎天下でも圧倒的な視認性の高さを実現。ウキブルは両面仕様になっているので、どちらも面が上になっても目に届くカラーなのです。
適度な重みと投げやすいを工夫
救助の際は、要救助者に向けてしっかりウキブルを投げ込む必要があります。もちろん、投げ方はいたって簡単で、ハンドルを持って振り子のように降るだけで女性でも簡単に5m程度飛ばすことが可能です。 もちろん、要救助者がつかまりやすいようにコンクリート製品と同じ形状の型に流し込み、硬質ウレタン用の型を製作。リアルな凹凸感のある質感に、さらにザラッとした質感の塗料を塗ることで、水に濡れた手でウキブルに捕まっても確かなグリップ効果を発揮してくれます。
名古屋の町工場で1点1点手作業で成型
ヘルメスでは、職人の手作業によって1点1点硬質ウレタンを成型し、塗装を施しています。あえて機械による大量生産ではなく、すべての工程を職人の手作業によって行っています。 実際のマスターモデル(元となる型)からシリコーンゴムで型取りして成型する製法により、マスターモデル素材の質感がそのままリアルに再現されています。 細心の注意を払っても避けられない水難事故。それでも救助用に浮力のあるウキブルがあれば、消防やレスキューの到着まで水面に浮きながら救助を待つことができます。備えあれば憂いなし、1セット用意しておけば万が一のときに役立つこと必至です。
ソトラバ編集部