話題の漫才師・センチネル「ロング缶を飲みながらフジテレビを見上げた日々」
◇最近やっと食っていけるようになりました ――大誠さんはラグビーで埼玉選抜キャプテンの経験があります。ラグビー仕事もしていきたい気持ちはあるんですか? 大誠:めちゃくちゃしたいです! ただ、吉本にラグビー芸人のしんやがいるので、あいつとの戦いになるのかなと思います。もし番組があったら、しんやにはボケてもらって、僕はガチの説明側にいければなと思いますね。あと、元コック見習いなんで、料理系の仕事もガンガンしていきたいです。 ――大誠さんはバイトを辞めていて、「月笑」の賞金で滞納していた家賃を払ったとお聞きしました。それ以降は払えているんですか? 大誠:年末に家賃が払えなくなって、退去の手続きも進めていたんですよ。長期滞在できる漫画喫茶に住もうと思って、荷物を運んでいたところだったので、優勝できてよかったです。そのあとは、別の大会で優勝した賞金とか、まだ入っていなかったギャラで、どうにか払えていますね。 ――トミサットさんも生活はできているんですか? トミサット:3人で暮らしているので、欲をかかなければ生きていけるというか……。後輩とガールズバーに行っちゃうので、それでお金が飛んじゃいますけどね。 大誠:それは欲をかいてんじゃないの? トミサット:欲をかいちゃうから、結局は生きていけないんですよね(笑)。 ――初めてお二人のことを知った方のために、センチネルの魅力を教えてください。 大誠:ネタを書いていないほうが言うのもあれですけど、ネタが面白いコンビだなと思ってもらいたいです。まだ単独ライブをやったことがないんですけど、ハーフ芸人さんが単独ライブをやると一辺倒になりそうなところを、それがない良さがあるのかなと思います。 トミサット:魅力は人間味ですかね……。 大誠:トミサットは人間味というよりもボケです。逆に言うと人間味はなくて、全部お笑いにしちゃうというか。 トミサット:違うよ? 本当に人間味があんだよ。逆にお前みたいなヤツが一番、人間味がないんだよ。 ――(笑)。 トミサット:ただ、今の時代には少ないと思うんですけど、テレビスターにまっすぐ憧れているので、そこは珍しいのかなと思います。 ――今度は、お互いに魅力的だと思うところを言い合ってほしいです。 大誠:トミサットはお笑い能力っすね。面白さ、ストイックさ、全部をお笑いにしようとするメンタルの強さがあります。 トミサット:大誠のいいところ……ちょっと待ってくださいね。 大誠:こういうのはスピードなんだよ。「でかい」とかでいいんだよ。 ――(笑)。 トミサット:声がめちゃくちゃ良いので、大誠の声にはだいぶ支えられていると思います。僕は滑舌が悪くて、玉突き事故が起きることがあるんですけど、失敗したときも大誠の声でカバーしてもらうことが多いです。