来春さよなら運行、南海電鉄が「2200系」を引退させる理由
南海電気鉄道は2025年春に一般車両「2200系」を引退させる。橋本―極楽橋間の観光列車「天空」で運行する改造車両2両を除いて全廃する。同車両は1969年に「22000系」として製造。97年に改造してワンマン化し、現在は2編成4両を運用している。老朽化で引退することにした。 同社はさよなら運行記念として25年1月から春まで、約30年前のオリエンタルグリーンの車体にエメラルドグリーンの帯のデザインを復元した車両を運行する。住之江車庫(大阪市住之江区)や汐見橋駅で復元塗装車両の撮影会も行う。 同車両は橋本以南の山岳区間を含めた高野線で運用した後、ワンマン化して多奈川線などの支線を走った。銚子電気鉄道(千葉県銚子市)や和歌山電鉄(和歌山市)に譲渡した車両もある。