横浜FMがACLE初白星! “高速カウンター”から圧巻4発…ホームで蔚山HDに完封勝利
AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)第2節が2日に行われ、横浜F・マリノス(日本)と蔚山HD(韓国)が対戦した。 【ゴール動画】横浜FMがカウンターから圧巻の4ゴール! 今シーズンからフォーマットが大幅に変更され、アジアの頂点を決める最上位の大会として誕生したACLE。参加チーム数は東西12チームずつの合計24チームとなり、各チームはリーグフェーズにてそれぞれ8試合を戦う。その後、各地区のリーグフェーズにおける上位8チームがラウンド16へ進出し、トーナメント方式によってアジアの頂点を決することとなる。 日本からはヴィッセル神戸(J1優勝)、川崎F(天皇杯優勝)横浜FM(J1準優勝)の3チームがACLEに参戦。昨シーズンのファイナリストである横浜FMは初戦で光州FC(韓国)とアウェイで対戦したものの、3-7というまさかの大敗を喫した。初白星をかけて今節ホームに迎えるのは過去のACLで2度の優勝を誇る蔚山HD(韓国)。初戦では川崎Fに敗れており、こちらも初勝利を目指す。 開始早々の4分にスコアが動く。最前列のアンデルソン・ロペスが松原健の縦パスを引き出し起点を作ると、素早く左サイドのエウベルに展開。そのままドリブルでボックス内に侵入すると、マイナス方向への折り返しを渡辺皓太が流し込み、横浜FMが先制に成功した。17分には自陣でのボール奪取からカウンターを発動し、エウベルの浮き玉パスでDFラインの背後を取ったヤン・マテウスが相手GKのクリアミスを拾ってネットを揺らしたが、ハンドがあったとして得点は認められなかった。 リードを奪った横浜FMは蔚山HDの攻撃に対して守備陣が粘り強さを見せ、ミドルシュート以外に目立ったチャンスを作らせず。サイドからのクロスに対してもGK飯倉大樹を中心に集中した対応を続ける。すると44分、自陣深い位置でボールを収めた西村拓真からエウベルを経由し、左サイドの広大なスペースに走り込むアンデルソン・ロペスへ展開。逆サイドからゴール前に走り込むヤン・マテウスへパスが送られると、横に落としたボールを最後は西村が流し込み、横浜FMが貴重な追加点を奪った。 後半は1点ビハインドの蔚山HDがボールを握る展開が続き、63分にはCKから決定的なシーンを作るも、イム・ジョンウンが至近距離から放ったシュートは松原が体を張ってブロックする。横浜FMは時折エウベルやA・ロペスが惜しいシュートを放つも、なかなかボールを保持することができず我慢の時間が続く。70分過ぎにかけては何度か相手ゴール前に迫るも、ラストパスの精度を欠き、決定機に繋げることができない。 その後もセットプレーやクロスから何度か危ないシーンを迎えるも、横浜FMは無失点のまま時計の針を進めていく。すると83分、相手のクロスを跳ね返したところからカウンターを発動し、ドリブルで持ち上がったA・ロペスがボックス手前から左足を振り抜く。狙い澄ましたシュートは左ポストを叩きつつネットを揺らし、横浜FMが決定的な3点目を奪った。90+2分には自陣でのボール奪取から井上健太が長い距離をドリブルで持ち上がり、最後は水沼宏太がネットを揺らした。 試合は4-0で終了し、横浜FMがACLE初白星を飾った。次節、横浜FMは22日にアウェイで山東泰山(中国)と、蔚山HD翌23日にホームで神戸と対戦する。 【スコア】 横浜F・マリノス 4-0 蔚山HD 【得点者】 1-0 4分 渡辺皓太(横浜F・マリノス) 2-0 44分 西村拓真(横浜F・マリノス) 3-0 83分 アンデルソン・ロペス(横浜F・マリノス) 4-0 90+2分 水沼宏太(横浜F・マリノス)
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