VIPカーの雰囲気を讃える5ナンバー車! 新ワールド・クォリティカーとして登場したホンダ「アコード・インスパイヤ」
僕はこの前後に伸びやかに伸びるスタイルが好きです。車高が抑えられているのも好感触です。ですが、このスタイルを直列5気筒縦置きで成立させるには、革新的な技術が必要だったわけです。 「シャフトがエンジンを貫通。そんなバカな」 当時は多くの関係者がその突飛なアイデアに否定的な意見を投げかけていましたが、それがホンダのそれ以降の高級セダンの礎になったことは確かですね。 インスパイヤとは模倣やパクリの意味がありますが、この革新的な技術を考えれば、とても模倣とは思えませんね。 ◾️ホンダ「アコード・インスパイヤ AG-1」 <エンジン> 形式:G20A 種類:水冷直列5気筒縦置 使用燃料:無鉛レギュラーガソリン 総排気量(cc):1996 圧縮比:9.7 最高出力(ps/r.p.m):160/6,700 最大トルク(kg-m//r.p.m):19.0/4,000 燃料供給装置:電子制御燃料噴射式(ホンダPGM-FI) 燃料タンク容量(リットル):65 <寸法・定員> 全長(mm):4690 全幅(mm):1695 全高(mm):1355 ホイールベース(mm):2805 車両重量(kg):1300(7ポジション4速電子制御オートマチック) 乗車定員(名):5 ※ ※ ※ 1989年4月、「NSR250R」に高効率の乾式多板クラッチや、軽量でハイクォリティなマグネシウム製前・後ホイール、走行条件に適した減衰力が得られる調整機構付前・後サスペンションなどを標準装備した「NSR250R SP」が発売されました。
前後にマグネシウムホイールを採用するなどバネ下重量の軽減による路面追随性の向上と共に、慣性マスの集中化をいっそう高め、軽快な操縦フィーリングを実現。また、ロードレース世界GP250ccクラスに参戦している「アジノモト・ホンダ・レーシングチーム」のカラーリングを纏った「NSR250R SP」は、「銀テラ」とも呼ばれ、標準タイプとは違う存在感を全面に押し出していました。 「NSR250R SP」の発売当時の価格は、68万9000円でした。
木下隆之