初めての「デジタルデトックス」であなたが気付く3つのこと
ソーシャルメディアがなくても生きていける
■3. ソーシャルメディアがなくても生きていける デジタルデトックスに挑戦し、古い趣味を再開してみると、最初の数日は苦労するだろう。退屈や沈黙、いら立ちを感じる瞬間があり、それらを無視するのは難しいだろう。しかし、それでもデトックスをやり続ければ、本を読み終えたり、編み物を完成させたり、作品を仕上げたりしたとき、習慣的に携帯電話をチェックしていない自分に気付くはずだ。 自分の思考と、目の前の物事だけに向き合い、気をそらすものがない生活に慣れてくると、「私は何が好きなのか?」という問いに対する明確な答えが見つかるだろう。 もちろん、スクリーンやソーシャルメディアを、日常から完全に排除することは現実的ではない。多くの人は、仕事や人間関係でそれらに頼っている。とはいえ、ただ横になって何時間もスクロールし続けるより、自由時間を有意義に過ごすことができる。 デジタルデトックスは、このことに気付く最良の方法であり、他の利点も享受できる。2020年の研究によれば、デジタルデトックスは、古い趣味の再開だけでなく、睡眠の改善、不安の軽減、全体的な気分の好転といった効果をもたらす。 デトックス期間が終了すれば、友人のソーシャルメディアページをチェックしたり、面白い動画を見たりする喜びを完全に否定する必要はなくなる。しかし、1日7時間のスクリーンタイムなしでも自分は生きていける、と認識することで、たとえ1日だけでも、どれほど多くのことが成し遂げられるかを思い出すことができる。 スクリーンなしでも快適に過ごすことができるようになると、「大きな空白」を新しい視点で見られるようになる。改善の余地、成長の余地。そして、人生がもたらすすべてのものに喜びを見いだす機会として。
Mark Travers