1日に6万人が訪れる「松山・土曜夜市」補導に酔っ払いも…初パトロールへ!新人警察官に密着
南海放送
現在開催中の愛媛県松山市の「土曜夜市」。賑わう繁華街の裏で、事故に迷子に逃走…治安を守るため、初の夜市での任務にあたる新人警察官に密着しました。
松山の夏の風物詩「土曜夜市」1日におよそ6万人が訪れるビッグイベントです。賑わう街の治安を守ろうと任務にあたる1人の新人警察官がいます。
坂口美優巡査、去年秋に警察学校を卒業し松山東警察署一番町交番に配属されました。警察官として初めての夜市の夜に臨みます。
午後6時。交番に早速出動要請が入りました。大街道すぐ近くの駐車場で交通事故が起きたとのこと。急いで現場に向かいます。 千葉巡査:「無人駐車やけんナンバーと」 坂口巡査:「控えたほうが?」 千葉巡査:「無線で照会の」
先輩と手順を確認しながら現場へ。現場には通報した運転手の女性が。車を出す際、隣の車にぶつけてしまったそうです。 坂口巡査: 「お怪我とかないですかね、免許証と車検証と自賠責準備お願いします」 坂口巡査は女性に当時の状況を聞きながら書類を作成します。 「指令175に関しては通常通り原本処理しました」
交番に戻ってくると、2人の女性が待っていました。落とし物を届けに来たようです。 坂口巡査: 「(拾った)場所はどこになりますか」 落とし物はカードケース。中には韓国で発行された運転免許証や宿泊施設のカードキーが入っていました。拾った場所や時間などを聞き、受付の処理を行います。
夢だった警察官になり、24時間の3交代制で勤務を始めて8か月。坂口さんが警察官を目指すきっかけになったのは、小学生の頃に体験したある出来事でした。 坂口巡査: 「小学生の時に不審者に追いかけられたんですけど、その時に対応してくださった女性警察官に憧れたことがきっかけです」 坂口さん、小学1年生から剣道をはじめ剣道4段、大学時代には西日本2位となった腕前の持ち主です。 山田卓巡査部長: 「優しそうだなというような所がある一方で、実は剣道4段という猛者でもある。これからも現場はいざという時には任せられるかなと思っています」