浦添の小学校、児童700人分の個人情報流出か 教諭使用パソコンに不正アクセスか 沖縄
浦添市が27日、市内小学校で個人情報流出の可能性がある案件が発生したとして、同市役所で会見を開いた。 【写真】謝罪する浦添市の松本哲治市長ら
松本哲治市長が「保護者はじめ、関係者のみなさまに不安を与えてしまったことを大変申し訳なく感じている。心からおわびを申し上げたい」と話し、銘苅健教育長らと共に謝罪した。 市によると、女性教員が20日午後0時40分に校内で、校務用パソコンを使いインターネットニュースを閲覧していたところ、「スキャンしてください」の音声アナウンスがパソコンから流れた。教員は画面表示通りに操作し、表示された「0101」から始まる電話番号に架電をした。 教員が電話に出た男の指示に従い、パソコンを操作したところ、遠隔操作ソフトがインストールされた。女性は気付かずしばらく男と会話を続けたが、不審に思い、他の教室にいる教員にも対応してもらい、パソコンの電源を切った。 遠隔操作ソフトをインストールし、シャットダウンするまでの時間は約10分間で、その間校務用パソコンは、学校の共有サーバーに接続可能な状態にあった。共有サーバーには約700人分の児童と保護者の氏名や電話番号などの個人情報が保存されていた。27日時点で、個人情報の流出は、確認されていない。
市は、不審な電話やショートメールに注意し、身に覚えのないものに折り返しの連絡をしないなどの対応を呼び掛けた。
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