寺地拳四朗がフライ級転向初戦で新WBC王者に! 4団体統一に向け「第二章のケンシロウ見せたい」|Prime Video Boxing 10 初日
10月13日(日)、東京・有明アリーナで『Prime Video Boxing 10』の初日(DAY1)が行われ、ライトフライ級から階級をあげた寺地拳四朗(BMB/三迫ジム)が、11回ドクターストップによるTKOでクリストファー・ロサレス(ニカラグア)をくだし、転級初戦でWBC世界フライ級王座を獲得した。 【ライブ速報】『Prime Video Boxing 10』初日の模様をリアルタイム速報中! アマ時代以来12年ぶりの対決となる井上拓真vs堤聖也の行方は? ライトフライ級でWBAスーパー、WBC、そしてリングマガジンの世界王座を保持し、4団体統一まであと2つだった寺地だが、対抗王者との交渉事が難航。自身の減量苦も重なっていたため、空位のWBC世界フライ級王座決定戦への進出を選び、新たなステージでの「4団体統一」という目標に漕ぎ出すことになった。 現行王者からの階級アップでWBC世界ランキング1位にランクされたが、その新たな挑戦の相手は同級2位のロサレス。ロサレスは今回のWBC世界フライ級の元チャンピオンであり、サウル『カネロ』アルバレスのマネージャー兼トレーナー、エディ・レイノソ氏の門下生。カネロがその弟弟子ロサレスの応援のために来日・観戦することも明らかになり話題に。試合当日もロサレスの控室に帯同し、中継カメラにその姿が映し出された。 ボクシング界のスーパースターも注視するなか、新たな挑戦に臨んだ寺地は、相手に隙を与えない左ジャブを軸にしたクイックなアウトボクシングを取り戻し、終始優位に試合を進めてロサレスの顔面を血まみれにした。4R、8Rのオープンスコアでもいずれも寺地がリードした。 10R、ロサレスがカネロの檄を受けて勢いを取り戻したかに見えたが、11R開始時、ロサレスの鼻血の出血量の多さにレフェリーがドクターチェックを要請。結果、鼻骨の骨折によるドクターストップ。11回TKOで、寺地がWBC世界フライ級王者となり、2階級制覇に成功した。 フライ級での好スタートを切った寺地は、自身のボクシングを取り戻すことをテーマとした一方、「めっちゃ緊張した」と告白し、安堵の表情を見せた。「新しい、第二章のケンシロウを見せたい」と話すと、「明日も(WBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガvsジョナサン・ゴンサレス)試合ありますし、皆さん見たいのは統一戦。それ期待して待っててください」と宣言。寺地の試合の前にWBA王座を防衛したユーリ阿久井政悟も含め、フライ級が騒がしくなってきた。 スポーティングニュース本誌サイトでは、『Prime Video Boxing 10』DAY1のメインイベントの井上拓真vs堤聖也もリアルタイム速報する。
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