「戦術は大事だ。しかし...」不世出の名手ルイス・スアレスが遺した金言【現地発】
モドリッチとクロースを足して2で割ったような
スペイン出身者で唯一のバロンドール受賞歴を持つL・スアレス。キャリアの最盛期はイタリアで迎えた。(C) Getty Images
スペイン出身選手で唯一のバロンドール受賞者、ルイス・スアレス・ミラモンテスが、7月9日、かつて数々の栄光に浴したイタリア・ミラノの地でこの世を去った。彼の遺した言葉はときに辛辣であったが、フットボールの本質を的確に突いていた。(文:ヘスス・スアレス/訳:小宮良之 2023年8月3日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック スペイン』を転載) ―――◆―――◆――― 先日、20歳のスペイン人テニスプレーヤー、カルロス・アルカラスが伝説を作った。ウィンブルドン選手権の男子シングルス決勝で、大会5連覇を狙ったノバク・ジョコビッチをフルセットの激闘の末に下し、初優勝を果たしたのだ。 絶対王者を撃破しただけではない。ウィンブルドンを制したアルカラスは、過去20年にわたってジョコビッチ、ロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダルのビッグ3が君臨してきたテニス界
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