【NFL】以前とは“異なる”バックアップの役割につくチーフスQBウェンツ、「手助けできる方法を見つけ続ける」
「私たちは彼の加入を歓迎している。去年、ブレインに話を持ちかけていたとき、彼にも話しかけていたのだが、彼は先発になる機会をじっと待っているところだった。彼をこのポジションに迎えることができてよかったし、プレーする機会があれば、彼はその機会を手にする」
「カーソンにはキレがある。物覚えが早いし、頭もいい。チームにもうまく溶け込んでいる。ものすごく良い人に見えるし、(クオーターバック)ルームでも良い感じだ」
スーパーボウルMVPに3度選出された経歴を誇るマホームズの座を奪うチャンスはないと分かっているウェンツは、これまでとは異なる視点で2024年シーズンを迎えることを認めている。
「いつもとは違う」と強調したウェンツはこう続けた。
「ウソをつくつもりはない。できるだけ早く、できるだけ多くのことを学ぼうとしているし、みんなと関係を築いて、フィールドでより良くなっていこうとしている。呼ばれるときに備えていつでも準備ができていないといけない。その点に関しては変わらないな」
マホームズは2019年シーズンの途中から、ケガが原因で欠場したことが一度もない。その傾向が続けば、ウェンツは主にフィルムスタディの補助と、場合によっては敗戦処理を担うことになりそうだ。
そうした間にも、ウェンツはNFLのMVPに2度輝いたマホームズから学びたいと考えている。
ウェンツはマホームズについて「彼はゲームを処理するのが本当に速い」とコメント。
「プロテクションの指示を出したり、ハドルを出入りしたり、先読みしてパスを投げたり、そういったこと全部がね。ただ、それを見るのは単純に楽しいし、ある意味では、彼がものすごく速くプレーしているからこそ、以前は気づいていなかったプレーの新たな視点を見ることもできる」
ウェンツはマホームズのバックパップを務める1年間が、2025年に再び先発の座をつかむきっかけになることを望んでいる。少なくとも、バックアップクオーターバックになる意思があることを証明することで、ウェンツのNFLキャリアは長続きするかもしれない。