2024年度の最低賃金「発効年月日」はいつ?84円引上げ予定の都道府県も!
2024年8月29日、厚生労働省は最低賃金の答申が全ての都道府県で行われたと発表しました。 ◆【一覧表】ウチの都道府県は最低賃金がいくら引きあがる?徳島県では84円アップ! 2023年度の最低賃金と比べて、いくら引き上がったのでしょうか。 今回は、2024年度の最低賃金について、都道府県別に確認します。 記事の後半では、自分の賃金と比べる方法や、最低賃金の引き上げによって中小企業や労働者にどのような影響を及ぼすのか解説しています。ぜひ最後までご覧ください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
2024年度の最低賃金を都道府県ごとに確認
最低賃金は、都道府県の物価状況などによって個々に決められます。 経済状況に応じて、全ての都道府県をAランク、Bランク、Cランクに振り分けています。 では、最低賃金を全国平均と都道府県ごとに分けて確認しましょう。 ●最低賃金の全国平均額 厚生労働省の発表によると、2024年度の最低賃金は全国平均で1055円になる予定です。 2023年度は1004円から51円プラスとなり、過去最大の引き上げ額となっています。 では、都道府県ごとの最低賃金がいくらになったか確認しましょう。 ●都道府県別の最低賃金 都道府県ごとの最低賃金額は、以下の通りです。 ・北海道:1010円 ・青森県:953円 ・岩手県:952円 ・宮城県:973円 ・秋田県:951円 ・山形県:955円 ・福島県:955円 ・茨城県:1005円 ・栃木県:1004円 ・群馬県:985円 ・埼玉県:1078円 ・千葉県:1076円 ・東京都:1163円 ・神奈川県:1162円 ・新潟県:985円 ・富山県:998円 ・石川県:984円 ・福井県:984円 ・山梨県:988円 ・長野県:998円 ・岐阜県:1001円 ・静岡県:1034円 ・愛知県:1077円 ・三重県:1023円 ・滋賀県:1017円 ・京都府:1058円 ・大阪府:1114円 ・兵庫県:1052円 ・奈良県:986円 ・和歌山県:980円 ・鳥取県:957円 ・島根県:962円 ・岡山県:982円 ・広島県:1020円 ・山口県:979円 ・徳島県:980円 ・香川県:970円 ・愛媛県:956円 ・高知県:952円 ・福岡県:992円 ・佐賀県:956円 ・長崎県:953円 ・熊本県:952円 ・大分県:954円 ・宮崎県:952円 ・鹿児島県:953円 ・沖縄県:952円 おおむね50円台の引き上げですが、徳島県が2023年度の896円から84円引き上げて、980円となっています。 過去最大の引き上げをした徳島県は、働き手が他県へ流出しないよう最低賃金を引き上げることを決めました。 最低賃金が適用されるタイミングは、都道府県ごとに異なります。発効予定日は、10月1日から11月1日までの間です。 では、自分の賃金が最低賃金を超えているか確認する方法を確認しましょう。