「新大関」で初の土俵へ 大の里に喝采、全日本力士選士権
大相撲秋場所後に大関に昇進した大の里が30日、東京・両国国技館で行われた第81回全日本力士選士権に出場し、新大関として初めて土俵上での公式行事に参加した。土俵入りで「新大関大の里」とアナウンスされると、館内のファンから喝采。「良かったですね」と実感を込めた。 幕内トーナメントは決勝で大関琴桜に寄り切られて準優勝だったが、1回戦では若隆景を豪快につり出し。幕下付け出しでは昭和以降最速の初土俵から所要9場所で駆け上がった大器が土俵を沸かせた。琴桜は初制覇。 石川県出身の新大関は、10月1日から秋巡業に参加。6日の金沢市では注目されそうで「しっかり頑張ります」と看板力士の自覚をにじませた。