山本由伸、松井裕樹、今永昇太、MLB1年目の活躍は?「斎藤隆×AKI猪瀬」が語るMLB新シーズンの見どころ
2024年シーズン・MLBの見どころについて、2006年~2008年までロサンゼルス・ドジャースに在籍し、今シーズンより横浜DeNAベイスターズのアドバイザーに就任した斎藤隆さんと、J SPORTSのMLB解説でおなじみのMLBアナリスト・AKI猪瀬さんが対談。今回はその第2弾です。 松井裕樹投手×AKI猪瀬氏インタビュー|キャンプ初日を終えて ※対談は1月25日に行われました。
◆大補強をしたドジャースの投手陣は盤石か? AKI猪瀬:ドジャースは大谷翔平選手を獲ったと思ったら、山本由伸選手も獲得しました。これは隆さん的にもやっぱりという感じでしたか。
斎藤隆:いや、ドジャースではないと思っていましたが、先に大谷を獲得した。MLBあるあるで、大谷が山本のリクルーティングに回った。
AKI猪瀬:それが大成功でした。
斎藤隆:MLBの一番いい例というか、同じ国の選手がリクルーティングするという。
AKI猪瀬:ドジャー・スタジアムで話をしていると、コンコンって大谷翔平が入ってきて、「一緒にやろう」と言われる。断れる日本人選手がいるのかというぐらい強烈なリクルーティングですね(笑)。
AKI猪瀬:大谷翔平が決まる前のドジャース先発陣は、2年目のボビー・ミラー(昨季11勝4敗 防御率3.76)と、病み上がりの生え抜きエース、ウォーカー・ビューラー(昨季登板なし)ぐらいで、スカスカだったんですよ。
それが、気がついたらミラーとビューラーに由伸がいて、タイラー・グラスノー(昨季タンパベイ・レイズ/10勝7敗 防御率3.53)、ジェームズ・パクストン(ボストン・レッドソックス/7勝5敗 防御率4.50)と、弱点と言われた先発が一気に膨れ上がって、人数を揃えましたがどうですか?
※日本時間2月7日にクレイトン・カーショー(昨季13勝5敗 防御率2.46/左肩の手術のため今季夏以降に復帰予定)と再契約。
斎藤隆:本来であれば、盤石と言ってもいいのかもしれないけれど、心配なのは監督のデーブ・ロバーツ(笑)。打線がいいのは分かるけれど、いつも投手交代が早い。今年会うことがないから適当なことを言うわけではないけど、「ちょっと我慢できないか」とデーブに言ってあげたい(笑)。