山本由伸、松井裕樹、今永昇太、MLB1年目の活躍は?「斎藤隆×AKI猪瀬」が語るMLB新シーズンの見どころ
斎藤隆:それが理想的ですよね。今年じゃないかもしれないけど、山本を中5日で回せたら、そうすると大谷という二刀流の投手が今度生きてくるし、ここまでは理想でしかありませんけど、ドジャースはいい絵の描き方、いい形でやっているなという気がします。
AKI猪瀬:隆さんはウエストコーストでも、イーストコーストでも両方でプレーしています。1年目はその時差を越えたり、長距離移動を経験しましたが、どうでしたか?
斎藤隆:これは体感しないと。時差が1時間だから大丈夫ではないです。1時間でもジャブのように意外に効くんです。西から東に、例えばニューヨークに飛びました。フライト時間そのものも6時間前後かかります。プラス時差が3時間。この辺はなかなか大変です。
AKI猪瀬:山本だけでなく、今年たくさんの日本人選手が行きますからね。その辺、皆共通だと思います。
◆松井裕樹、課題はMLB公式球とピッチクロック AKI猪瀬:ドジャースがすごい!と大騒ぎの中、東北楽天ゴールデンイーグルスで隆さんが一緒に選手としてやっていた松井裕樹投手が、結構早く落ち着きましたね。
斎藤隆:サンディエゴ・パドレスのスタッフが本当に頑張ったと思っているのと、相思相愛だったんじゃないですか。地域的や気候的なこと、生活面様々においてパドレスはいいチームだと思うので、いい選択をしたと思います。
AKI猪瀬:ここにも強烈な、ダルビッシュ有というリクルーターがいましたね。
斎藤隆:これもさっきの大谷と一緒で、こういうリクルーターがいるのは強みですね。
AKI猪瀬:パドレスはジョシュ・ヘイダー(昨季2勝3敗33セーブ 防御率1.28)がヒューストン・アストロズへ流出したので、松井は最初からクローザーを目指すのか。それともブルペンの勝ちパターンの7・8回にしっかり入るのか。どう考えているんでしょうか。
斎藤隆:本人はもちろん、勝ちパターンに入りたいと必死に頑張ると思うんですけど、必ずしも9回なのかと言われると、ちょっとそこはまだわからない。