夏場に酷使した「エアコン」から「黒い液体」が垂れてきました…。問題なく動いていますし「故障」ではありませんよね?
夏にエアコンは欠かせませんが、長い間使っていると不調を起こす可能性があります。その中でも多いのが、エアコンから水が垂れてくる現象です。場合によっては黒い液体が出てくることもあります。しかし、水が垂れている状態でも使用できることもあるため、そのままにしておく人もいるのではないでしょうか。 今回の記事では、エアコンから出てくる黒い液体の原因と対処法を解説します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
エアコンから水滴が垂れる原因
エアコンから水が垂れてくるのは主に3つの原因が考えられます。正常であれば水滴が落ちてくることはないため、何らかの原因があると考えてよいでしょう。どのような原因が考えられるのか具体的に解説します。 ■ドレンホース エアコンの仕組みは、部屋内の温かい空気をエアコン内部で冷たい空気に変え、放出しています。温かい空気が冷やされることによって結露が発生するため、エアコン内部では常に水滴が出ています。エアコン内部で出た水滴は、室外機の近くにあるドレンホースから排出されているのです。 しかし、ドレンホースが詰まっていたり、内部に汚れが溜まっていたりすると外に水滴を排出しにくくなります。その結果、水滴がエアコン内にどんどん溜まってしまいエアコンから水が垂れてきてしまうのです。 ■フィルター フィルターが汚れている場合でも水滴が出てくる可能性があります。原因はフィルター内にほこりが溜まり、結露が発生し排水しにくくなる可能性があるためです。 ■熱交換器 結露が多く発生する原因には、熱交換器が汚れているケースもあるようです。フィルター掃除は誰でもできますが、熱交換器は簡単に掃除ができないため業者にお願いする必要があります。フィルター掃除を行っているにも関わらず水が垂れてくる場合は、一度業者にみてもらうとよいでしょう。
黒い液体が出てくるのはなぜ?
エアコンから透明の水ではなく、黒い液体が出てくる原因として考えられるのは、カビやほこりです。内部フィルターにホコリが溜まっていると、ホコリが湿気を吸収していき最終的にはカビになります。 上記で解説したとおり、エアコン内に結露が発生すると、最終的に黒い液体として垂れてきてしまいます。掃除をしないとどんどんカビが繁殖していき、たくさんのカビが室内に放出されていることになるため、黒い液体が垂れてきたら早急に掃除しましょう。