【毎日書評】習慣化の3つの原則。すごく目標を下げる、動けるときに思い出す…もうひとつは?
「動けるときに思い出す」ための対策:楽に動けるタイミングを知る
人は「だらだらモード」のときは、なかなか行動できないもの。だから悩ましいわけですが、実際には「だらだらモードから脱して活動している時間」がそれなりにあるのだといいます。 日常生活について考えてみましょう。たしかに、なにもやっていないように感じていたとしても、実際にはごはんの準備や片づけをしたり、シャワーを浴びたりもするはず。出かけるのであればその前に、最低限でも身なりを整えたりするのではないでしょうか。 そんなところからもわかるように、現実的に「生活にどうしても必要な行動」は多いもの。実のところ私たちは、意外にちゃんと行動しているということです。そして、それが習慣化にとってはチャンスなのだそうです。 理由は明快。活動しているとき、私たちは「だらだらモード」の外にいるから。たしかにベッドでゴロゴロしているときは面倒でも、シャワーを浴びるために立ち上がったついでなら、ちゃんとゴミをゴミ箱に捨てられたりするはず。つまりはそれが、「だらだらモード」を脱した瞬間だというのです。 そこで、そういう小さなタイミングを狙って、習慣化したい行動をすればいいということです。 ただし、「よし、午前中には勉強するぞ」とか「夜に筋トレをしよう」というような目標を立てることはあまりオススメできないそう。その行動は、“なにかの前後”になっていないからです。 「午前中」とか「夜」というような時間帯ではなく、「シャワーのあと」のように行動のきっかけとなるタイミングこそが重要だというわけです。 なお、行動しやすいタイミングの例は次のとおり。 *起きてすぐ *朝・晩ごはんの前後(昼は外にいて行動しづらいことが多いので避ける) *出かける前 *通勤・通学中 *帰宅後すぐ *シャワー・お風呂の前後 *寝る前 (130~131ページより) こういったことのなかから、自分にとって無理のない「楽なタイミング」を選べばいいということです。(124ページより)