新・関西将棋会館の道場開きに高槻市在住の福崎文吾九段が感激「うれしいわ~、今が天国やね」
大阪府高槻市のJR高槻駅前に3日グランドオープンした関西将棋会館の道場開きが、この日午前11時に行われた。 今城塚古墳から出土された武人埴輪(ぶじんはにわ)をイメージした高槻市のPRマスコットキャラクター「はにたん」が新道場の会員第1号として来館。同市在住で、おもしろ解説に定評のある福崎文吾九段が迎え、くす玉を割って道場の開場を祝った 地元に建った新会館に64歳の福崎は「うれしいわ~。もうすぐ天国に行くと思ってたけど、今が天国やね」とジョーク一発。自身の扇子を「記念やから」とグッズコーナーの売り物の扇子と交換しようとして広報担当者に止められ、報道陣を笑わせた。 福崎は大阪市福島区の旧館にはバイクで通勤していたが「自転車で来ました」と利便性に声を弾ませ、「きょうは子どもに帰ったよう。64歳の子どもです」と“将棋少年”の顔で喜んだ。 道場は120席で、約60の将棋盤があり、開場前には午前8時の一番乗りから100人以上の将棋ファンが行列を作った。 大阪市西淀川区在住で、夫婦ともに将棋好きの坂内(ばんない)隼人さんと梨恵さんは、もうすぐ2歳になる娘をベビーカーに乗せて来館。会員証を作成した。日差しで明るい梨恵さんは新築の道場に「イメージと違ってポップな感じ」と感想を語り、隼人さんは「月2回ぐらいは来たい」と腕をぶした。
報知新聞社