黄金世代抜けたベルギー代表は守備に不安あり 戻ってきてほしい35歳の番人ヴィツェル
アトレティコでは最終ラインにも入っている
ロメル・ルカク、ケビン・デ・ブライネといった経験豊富な選手に加え、ジェレミー・ドクやヨハン・バカヨコなど楽しみな若手アタッカーが出てきているベルギー代表。開幕の迫るEURO2024は新世代を中心に戦っていくことになるが、前線に比べて物足りないのが最終ラインだ。 かつてはヴァンサン・コンパニやトビー・アルデルヴァイレルトがいたが、今のチームには彼らに匹敵するタレントはいない。ここはEUROでも不安なポイントだ。 ベルギー『HLN』によると、ベルギー代表を指揮するドメニコ・テデスコはアトレティコ・マドリードでプレイするMFアクセル・ヴィツェルに代表復帰してほしい考えだという。 35歳を迎えているヴィツェルは昨年に代表引退を表明しているが、所属するアトレティコでは今季もリーグ戦35試合に出場するなどフル稼働。アトレティコではセンターバックに入る機会が多く、経験に裏打ちされたパフォーマンスは実に頼もしい。センターバックとしての機動力には不安もあるが、中盤を本職としてきただけあって足下の技術は安定している。 代表通算130試合をこなしてきたヴィツェルの実力は今でも高く、まだまだベルギー代表でもプレイできるはずだ。テデスコはヴィツェルを説得したい考えだが、果たして。
構成/ザ・ワールド編集部