ソフトバンク新人合同自主トレ ドラ5石見“マリナーズ魂”で一歩ずつ成長する
ソフトバンクの新人合同自主トレが7日、福岡県筑後市のファーム施設で始まり、ドラフト5位の石見颯真内野手(18=愛工大名電)が“マリナーズ魂”で一歩ずつ成長すると誓いを立てた。 練習開始前、城島健司チーフ・ベースボール・オフィサー(48=CBO)から「この施設を活用するのもしないのも自分次第」と激励を受けた。球団の黄金期を支え、マリナーズで日本人捕手として初めてメジャーに挑戦したレジェンドからの金言。石見は「高校も自主練に特化したチームだったので練習方法は学んできた。何ランクも上の施設を使っていけたら」と瞳を輝かせた。 昨年11月には高校のOBでマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)の臨時指導を受けた。キャッチボールをし、果敢に質問もした。プロの速球にどう対応すべきかと聞くと、「僕はプロに入って球が速いと思ったことがないから分からない」と真剣な表情で返されたという。「学んだことは正直ないです…。天性の才能すぎて」と苦笑したが、強い刺激を受けた。 自主トレ初日はノック、体幹トレなど約3時間みっちり汗を流した。走攻守三拍子そろったルーキーは「学べるところは吸収して上達できるように」と力を込めた。 (杉浦 友樹)