【全文】くい打ち不正問題(5完)「データ流用=支持層に未達」ではない
データ改ざんを他の人がチッェクする体制はあったのか?
共同通信:共同通信のタカグチと申します。何度もご質問、出てるんですけども、会社ぐるみかどうかということについてちょっと再度確認をしたいんですが、まだ調査過程で言えないということですが、少なくとも多くの代理人がそういうことをしてしまう環境にはあったとおっしゃっていて、例えばデータ改ざんをしたときに、ほかの人がチェックする、チェックできる体制というのはあったんでしょうか。また、データ改ざんがあったときに、ほかの人がそれを知っていて、黙っているという状況は今、ないんでしょうか。 柿沢:今、お答えできるのは分からないということですね。例えば、同じ現場代理人がなんと言いますかね、チームの中で現場代理人が作成して、それを誰かがチェックするというような体制にはなって、当時はなっていなかったみたいですね。で、後段のほうのご質問のほうに関してはまさしく、調査中というところで今、何か状況をお伝えできるような段階までには至ってないというのが正直なところです。 司会:はい。じゃあ、後ろの、真ん中の。今、手挙げた、はいはい。 産経新聞:すいません。産経新聞、イチオカと言いますけども、少し細かいことなのでもしすぐお答えできなければ後ほど、広報を通じて出していただいても結構なんですが、まず179本のデータに流用のあったというふうにおっしゃったと思うんですが、これまず手口はほとんど流用という理解でよろしいんでしょうかということが1点。もう1点は流用したそのデータについて、これまで電流計というパターンと、セメントデータというパターンとありますが、この179本のうち、電流計が多いのか、ほとんどなのか、あるいは細かい内訳が出るようだったら出していただきたいということです。 前嶋:すいません。その辺はまだ詳細な内訳のほうについてはまだちょっと、十分な精査ができてないものですから、後ほど広報を通じて、報告できる分についてはご報告させていただきたいと思います。 産経新聞:すいません。精査できていないというのは、これはでも、突合作業をしての。 前嶋:分析ができていない、まとめてない、まとめ切れてないというところでご理解いただければと思うんですが。 産経新聞:でも、セメントデータと電流計で、それぞれ突合作業やられてるわけですよね。 前嶋:はい。 産経新聞:そうすると、その結果上がってきたものというのはもの数字はすぐ、手元にはないとしてもどこかにはあるんじゃないかと思うんですけども。 前嶋:はい。すいません。われわれのほうとしてそれよりも先に41件のほうの元請けさまのほうのご報告のほうを先行してやっていたものですから、そちらの179本について電流計が何本とか、流量計が何本とかっていう、そういう分析のほうはちょっと今、私のほうの手元に今、十分な資料がなくて、あとからご報告できるものについてご報告させていただければと思っております。 産経新聞:この1点目の手口については流用なのか、改ざんも含まれるのかという点についてはいかがでしょう。 前嶋:すいません。正直今、私のほうでは分かりません。 平居:今朝、まだこのうち、1件が分かっていない、まだ十分な突き合わせができていないという状況でありますように、元請けさんが調べた結果と、われわれが調べた結果の突き合わせの結果でこれが転用があった、なかった、その転用の本数は何本だということを今日、国交省さんにご報告するとこが精一杯でありまして、全てのデータがちゃんと今、私たちの手の内にやっとあるという状態でありまして、申し訳ありませんが、今ご指摘のような分析は、今、できていないというのが前嶋が申し上げたことだと思います。 司会:その後ろの方。