【全文】くい打ち不正問題(5完)「データ流用=支持層に未達」ではない
旭化成建材がマンションなど建物のくい打ち工事データを改ざんしていた問題で、旭化成は2日午後、都内で会見し、旭化成建材がくい打ちを実施した3040件についての調査の進ちょく状況を公表した。横浜のマンションの現場代理人以外でも複数名によるデータ流用が判明し、社内で流用が横行しているかのような事態に、旭化成の平居正仁副社長は「そういう環境にあったことは認める」と、教育やチェック管理体制に問題があったの認識を示した。
横浜の「8本のくい」はどう調査要請していくのか?
テレビ朝日:テレビ朝日のミヤハラと申します。2点質問させていただきたいんですけれども、まず先ほどの報告書の件なんですけれども、横浜のほうでは最終のときに報告書が出されたということだったんですけども、都筑区マンションにおいて改ざんのなかった1号機は、毎日報告はされていたんでしょうか。 柿沢:すいません。詳しいことは確認できておりません。最後にまとめてではなかったと思いますけど、毎日だったかどうかは今、そこの部分はまだ調査しておりませんので、詳しいことは分かりません。 テレビ朝日:分かりました。もう1点なんですけれども、まず杭打ちの支持層に到達している杭なんですけども、これを、杭自体を調べるには、なんか例えば超音波などで調べないと分からないと思うんですけれども、現状それが行われていない理由というのは何かあるんでしょうか。 司会:それは、すいません。もう一度、ご質問のほう、ちょっと、はい。すいません。 テレビ朝日:現状で今、支持層に到達している杭、到達していないかどうかを調べる中で、超音波の装置などを使って到達しているか、していないかなどっていう、を調べる方法があるかと思うんですけども、そちらが今、現状できていないかと思われるんですけども、それが行われていない理由というのは何かあるんでしょうか。 平居:今、調査の方法については私たちも元請けさんも含めて一生懸命考えているんですが、超音波で簡単に測れるっていうのは、概略は測れるかもしれませんが、ある種の精度を持ってきちっと状態を確認しようとすると、今、見つけてる方法は1つかなと。そうだよね。ボーリングをしていって、穴を開けて、そこにレーダーを落としていって、横にずっと取っていくという作業をしていくことによって確認できる。かなり高い確率で確認できるという方法は今1つ見つけておりますが、それが必ずしも全部の現場でできるわけでもありませんので、何かの超音波でぴゅっと当てればすっと答えが出るというような、それで信頼性が高いもの、信頼性の高いものということにおいては、まだわれわれは手に入れておりません。そういう装置ができれば、実に分かりやすくお客さまにご説明できると思います。 司会:よろしいですか。ほかに。じゃあ、