まぶたがピクピクと痙攣する原因は?薬剤師が解説する「おすすめ対策」4選|美ST
ふとしたときに、まぶたがぴくぴくと痙攣(けいれん)する……。そんな症状が気になったことはありませんか?それはもしかしたら日常の何気ない習慣が原因かもしれません。今回は、まぶたが痙攣する原因と、無意識にやっているかもしれないNG習慣および対策方法を紹介します。
1.そもそもまぶたの痙攣はどうして起こる?
【①眼瞼ミオキミアの症状】 まぶたが痙攣している状態のことを「眼瞼(がんけん)ミオキミア」といいます。 眼瞼ミオキミアの主な症状は、片側の下まぶたがぴくぴくと動くことです。下側だけでなく、上まぶたが痙攣することもあります。 数分から数時間で自然に回復することが多い症状です。 眼瞼ミオキミアは、眼瞼の筋肉の一部分だけが痙攣し、他の部位に広がることはありません。
【②眼瞼ミオキミアの原因】 眼瞼ミオキミアは、目の周りを囲っている眼輪筋(がんりんきん)という筋肉が、勝手に収縮することで起こります。睡眠不足や肉体的または精神的疲労、ストレスなどによって起きると考えられており、多くの場合、しっかり休んで疲れをとることで改善します。 また、コーヒーやエナジードリンクなどの刺激のある食品の摂取や、パソコンやスマートフォンの長時間使用による眼精疲労でも発症する可能性がある症状です。 2.まぶたの痙攣は疲れだけとは限らないまぶたの痙攣が起こる原因は、疲れやストレスだけではありません。以下のような病気が原因でまぶたの痙攣が起こることもあります。
まぶたの痙攣を起こす可能性がある病気
・VDT症候群 ・眼精疲労 ・チック症 ・自律神経失調症 ・重症筋無力症 ・顔面痙攣 まぶたの痙攣が片目のみであり、他に症状がない場合には1~2か月程度様子を見て、症状が治らなければ眼科を受診するといいでしょう。 「まぶたが痙攣する時間が長くなってきた」「両目が痙攣している」「まぶた以外に口や額に広がっている」などの症状があるのであれば、脳神経内科や神経内科を受診することをおすすめします。 病院を受診する際は、いつからまぶたが痙攣するようになったのか、どのくらいの頻度で痙攣が起こるのか、一度痙攣が始まるとどのくらい続くのか、まぶたの痙攣以外に症状があるのかなど、できるだけ詳しく症状を伝えてください。