まぶたがピクピクと痙攣する原因は?薬剤師が解説する「おすすめ対策」4選|美ST
3.やっておきたい眼瞼ミオキミア対策
普段の何気ない習慣が、眼瞼ミオキミアの原因になっているかもしれません。ここでは眼瞼ミオキミア対策のために普段の生活で気をつけるべき習慣を4つ紹介します。
【①目を適度に休める】 パソコンやスマートフォンを長時間使用し続けると、目の筋肉が凝り固まり、疲れやすくなります。1時間使用したら画面から目を離して遠くを見るなど、適度に目を休めることが大切です。 時間があるときには、ホットアイマスクや蒸しタオルなどで目の周りを温めるのもおすすめ。目の周りの血行を促し、筋肉の疲れを和らげる効果が期待できます。
【②十分な睡眠を確保する】 十分な睡眠時間を確保して、質の高い睡眠をとることも重要。睡眠には、目を含む全身の疲労を回復させる効果があります。1日7時間程度の睡眠時間を確保できるように、夜の過ごし方を見直してみましょう。 睡眠時間を確保すると同時に、睡眠の質を高める工夫を取り入れるのもおすすめ。「寝る前のスマートフォンやタブレットの使用を控える」「就寝の1~2時間前に入浴する」「温度や湿度など寝室の環境を良くする」などできることから取り入れてみてください。
【③カフェインを控える】 眼瞼ミオキミア対策には、カフェインの摂取を控えることも大切。カフェインには神経を興奮させる作用があるため、多量に摂取するとまぶたの痙攣を悪化させる可能性が。また、カフェインの覚醒作用によって寝付きが悪くなるなど、睡眠の質が低下してしまう可能性もあるため注意しましょう。 コーヒーの場合、1日3杯程度までに抑え、夕方以降にカフェインを摂取しないよう意識することが大切です。
【④疲労やストレスを溜めない】 疲労やストレスは、眼瞼ミオキミアを引き起こす原因となります。眼瞼ミオキミア対策には、疲労やストレスを溜めないことが重要です。 しっかり休息をとる、生活リズムを整えるなど、疲れを溜めないように工夫しましょう。ストレス解消には、適度な運動をしたり趣味の時間を作ったりしてリフレッシュすることが大切です。
教えてくれたのは…あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 碇 純子さん 薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)。神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。 編集/根橋明日美 写真/PIXTAほか