やるべきことが多くて思考が止まらない...メンタルが疲弊しがちな人を救う“1分の習慣”
取りかかってみる「1分着手」
「1分間ダッシュ」とは別に「1分着手」というやり方もあります。これは拙著『先送り0』(技術評論社)で説明したやり方です。こちらもとても簡単で誰でもすぐにできます。 少なくとも1分間、作業や仕事に「取りかかってみる」というだけです。ただしこちらは、「1分間ダッシュ」のように1分で必ず打ち切るのではなく、続けてやれそうだったら作業を続けましょう。そういう意味で「ダッシュ」しなくていいと思います。あくまでも、1分間はダラダラとでもいいので作業すればいいわけです。 これは場合によっては2時間、3時間と続けてしまってもかまいません。まとめると、「1分間ダッシュ」と「1分着手」のちがいは、「1分でやめる」と決めておくかどうかだけです。 これは先に決めておき、それだけは守るようにしてください。「ダッシュ」のほうは「ダッシュすること」にも意味があります。続けてしまったといっても、1時間もダッシュし続けられるものではありません。
佐々木正悟(タスクシュート協会理事)