洋楽ファン注目のフェス「rockin'on sonic」 山崎洋一郎が語る見どころ、そして音楽業界に感じる“波”
1月4日の出演アーティスト
放送の2日目には「rockin'on sonic」イベント初日、1月4日出演のアーティストについて掘り下げていった。 藤田:ヘッドライナーのPULP。キャリアは長いですけど、バッと広がっていったのは90年代ブリットポップの流れかなと。方やOASISやBlurがいるなかでも、このPULPは本国イギリスでものすごく影響力のあるバンドです。 山崎:PULPは本当にイギリスではOASIS、Blur、PULPと3バンドと言われることもあるぐらいの存在です。そしてなによりものすごくクオリティが高いバンドで、作品もそうだしライブもものすごくいい。彼らが23年に2度目の復活を遂げて、ツアーもやったのですが日本には来られなかったので、日本にいるファンはとても残念がっていました。なので今回のフェス出演というは僕自身すごくうれしいですし、待っていた方もたくさんいらっしゃると思います。 藤田:「あの曲で踊りたいぞ」とかあると思います。続いてPRIMAL SCREAM、WEDNESDAYの出演も告知されていました。PRIMALはもう、日本のファンは多いです。結成42年目、そんなにキャリアがあるのですね。 山崎:新しいビジュアルとかを見ても相変わらずかっこいいですよね。PRIMALは音楽性もものすごくアルバム毎に進化して面白いバンドですし、なによりBobby Gillespie(Vo)はロックスター。でもキラキラのロックスターというのではなくて、ちょっとアンダーグラウンドなロックスターというのを貫いている人で。彼をどこまでも見届けたいな、という想いをロックファンはみんな持っていると思うので、見届けていただきたいと思います。 2018年から本格始動したUSのバンドWEDNESDAYについて、山崎さんは若いバンドだが年齢の高いリスナーにも支持されており「若手で真っ先に呼びたいと思ったバンド」だと絶賛した。 藤田:そして、ST.VINCENT、JIMMY EAT WORLD、LUVCATの出演も発表になりました。JIMMY EAT WORLDの生『Sweetness』が観られますか? 山崎:そうですね。だからPRIMALとかManics(MANIC STREET PREACHERSの愛称)、PULPも含めてUK色が強いと、たぶん第一弾で言われるだろうなと思ったので「いやいや、それだけじゃないぞ」という。DEATH CAB、JIMMY EATという、ちゃんとそっちもしっかり押さえたいなという、バランスがありました。