洋楽ファン注目のフェス「rockin'on sonic」 山崎洋一郎が語る見どころ、そして音楽業界に感じる“波”
強力なラインナップ! ブッキングはどう進んだ?
現在発表されている出演アーティストは初日の1月4日がPULP、PRIMAL SCREAM、ST.VINCENT、JIMMY EAT WORLD、WEDNESDAY、LUVCAT。2日目の1月5日がWEEZER、DEATH CAB FOR CUTIE、MANIC STREET PREACHERS、THE LEMON TWIGS。追加発表も予定されているという。このラインナップについて、今回のオンエアのナビゲーターであり“ラジオのロックフェス”をコンセプトに掲げるポッドキャスト番組『TOKYO REAL-EYES PODCAST』も担当している藤田は、「理想のラインナップを出して、その通り受けてくれた、という印象を受けます」と所感を述べた。 山崎:このアーティストを聴いていらっしゃる世代の方、30代、40代の方々って、本当に熱く長きにわたって洋楽というものを愛してきたという、まさに洋楽リスナー経験者の方々だと思います。それが時代が変わって、こういうアーティストが、以前よりはあまりフェスなどにも呼ばれなくなった。単独公演も少し減ってきたかな、みたいななかで、きっと「もう1回盛り上がりたい」という想いは強いと思います。そういう来られる方の顔が僕のなかで見えたので、アーティストのラインナップ選びはすごく自分のなかで自然にできました。「こういう人をいま観たいよね」という思いでストレートにやりました。 レジェンダリーなアーティストも多いため、藤田は「ブッキングは難しかったのでは?」と質問。しかし実際には非常にスムーズに話が進んで行ったそう。海外アーティストにとって、年始のこの期間はすでに仕事を始めているタイミングでもあるため、山崎さんは「(交渉は)意外とスムーズでした」と振り返った。 山崎:それと、「日本にもっと来たい」とみなさん言ってくださるというか。以前はもっとジャパンツアーって激しく多かったんです。それがだんだん頻度が減ってきて「夏フェスにはたまに呼ばれるけど、でもそれだけでは(足りない)。もっと来たいよな」というのがあって。だからけっこう、快くOKしてくださったアーティストは多いです。