「泉の広場」6日で見納め 大阪屈指の待ち合わせスポットの噴水撤去に「なくなるのは寂しい」の声
「泉の広場」6日で見納め 大阪屈指の待ち合わせスポット閉鎖に「なくなるのは寂しい」の声
通称「うめちか」で知られる大阪・梅田の地下街「ホワイティうめだ」(大阪市北区)内にある「泉の広場」の噴水が9日からのリニューアル工事開始に伴い、6日で見納めとなる。大阪府内でも屈指の待ち合わせスポットとして知られた同広場の最後の姿を見ようと、6日も朝から多くの人が訪れ、写真撮影などを楽しんでいる。 【中継録画】泉の広場 最終日に多くの人
1970年3月に登場した泉の広場
うめちかを管理する「大阪地下街」の発表によると、泉の広場は1970年3月に作られた。その後、改装され、2002年に現在のものが登場した。大阪屈指の待ち合わせスポットとしても知られ、多くの人に親しまれていた。
6日も多くの人が「思い出の場所」へ
6日もニュースで見納めを知り、多くの人が駆けつけては写真撮影をする姿がみられた。大阪市都島区から来たという会社員の男性(39)は「やはり大学の飲み会とかでここに集まりました。青春の1ページにこの広場や難波のロケット広場なんかは必ず出てきますね。あと、子どものころ、深夜にやってたテレビのコマーシャルで『泉の広場をあがってすぐ』というフレーズのものも印象的で、みんなが知ってる場所なんだと子ども心にも思ってましたね」と思い出を語った。
「平成が終わって、泉の広場も。感慨深い」
大阪市東淀川区から来たという会社員の女性(39)は「仕事場が近くですが、目の前で噴水のふちの部分に座っていた女性が『キャー』て言ったらズボンがぬれている光景を何度か見ました。先週、平成が終わってなにか感慨深かったですが、これはあって当たり前のものだったので、なくなると聞くと寂しいですね。この特徴的な噴水をどっかの温泉施設に移設するとかして残してほしいですね」と笑顔で話していた。
一方、大阪市港区から来たという会社員の男性(32)は「正直、来たことはないんですが、ニュースでこの場所を知ってきました。ポケモンのスポットにもなっているんですね。逆にリニューアルした後も興味があります」と話していた。
9日から11月下旬「飲食エリア」にリニューアル工事
6日で見納めとなる泉の広場。今後は9日からリニューアル工事が行われ、同広場一帯は閉鎖され通路や階段が利用できなくなる。しかし、11月下旬には周辺の店舗も含め改修が施され、35店舗の飲食エリアができる予定。詳しい内容はホワイティうめだの公式サイトで。