ベルギー代表FWドクが同年代選手を称賛 「彼のプレイを見るのが一番好き」
今大会でも際立つ存在感
初戦のスロバキア戦に0-1で敗れる苦しいスタートとなったベルギーだが、続くルーマニアとの第2戦は2-0の完封勝利で勝ち点3を獲得し、決勝トーナメント進出をかけて26日(現地時間)にウクライナとのグループステージ最終戦に臨む。 ティーレマンス&デ・ブライネ弾でベルギーが今大会初勝利! ウクライナ戦でのベルギーのキープレイヤーを一人挙げるとすれば、間違いなくジェレミー・ドクになるだろう。今季マンチェスター・シティで一気にブレイクしたこの左ウイングは、ここまでドリブル成功数は今大会最高の14回を記録。スペインのFWニコ・ウイリアムズやフランスのFWウスマン・デンベレといった世界屈指のウインガーを抑えてトップに立っている。 しかし、ドク自身はいたって謙虚だ。ドイツ紙『Bild』の取材に応じた同選手は、今大会の注目選手としてドイツのMFジャマル・ムシアラの名前を挙げ、さらに現段階ではまだ自分がムシアラと同じレベルには達していないとの考えを明かした。 「今回のユーロでは、僕はムシアラのプレイを見るのが一番好きなんだ。彼がボールを扱う様子は信じられないような光景だし、見ていて本当に楽しくなる。彼やベリンガムのような選手達と同じリストに入るためには、僕にはまだやるべき仕事がある。もしも僕のことを彼らと同じリストに加えてくれる人がいたとしたら、それは僕に対するお世辞だと思う」 ベルギーがいるグループEは、第2戦を終えて全4チームが勝ち点3で並ぶ大混戦。引いて守りを固めてくることが予想されるウクライナから得点を奪うために、ドクのドリブル突破がベルギーにとって欠かせないオプションとなってくるだろう。
構成/ザ・ワールド編集部