【朝日杯FS】トータルクラリティ 粗削りでも連勝の中身濃い 北村友「体もシャープに」
「朝日杯FS・G1」(15日、京都) 暮れの2歳G1第2弾は朝日杯FS。21年ドウデュース、22年ドルチェモア、23年ジャンタルマンタルと目下3年連続で2戦2勝の馬が当レースを制している。今年の出走馬で該当するのは4頭だ。 バゴ産駒のトータルクラリティは新馬戦-新潟2歳Sを連勝中。初戦はラスト2F11秒4-10秒9のレースラップを差し切るなど、中身の濃い競馬を展開してきた。一方で、気性面には難しさを残す現状。デビューから手綱を取る北村友は「操縦性が難しい。フォームにもすごくムラがありますし、簡単な馬ではない」と課題を口にする。 それでも、大一番に向けて順調に調整が進められてきた。「2週前はフワフワして自分から動いて行く感じがありませんでしたが、1週前は集中して走れていました。追ってからの反応も良く、体もシャープになりました」と主戦。もろさを爆発力に昇華させ、連勝街道を突き進む。