【小倉競輪 スポニチ杯×HPCJC】原田研太朗が昨年2月以来のV 徳島の快速が復活のろし
小倉競輪「スポーツニッポン杯×HPCJC」のS級決勝が争われ、中嶋宣成の逃げを6番手2角から捲った原田研太朗(34=徳島)が、昨年2月の京王閣F1以来となる優勝を飾った。 スポニチ杯を懸けた決勝は岡崎―柴崎が前受け。中団に中嶋―松川―大坪―原田―根本が追走する隊列。3番手の中嶋が打鐘から全速ダッシュ。松川が離れ、岡崎―柴崎が中嶋を追ったが、インを松川―大坪で上昇。じっくり前団を見据えた原田が満を持して6番手捲り。懸命にもがく中嶋を一気にのみ込んだ原田が独り旅の優勝ゴールだ。 「脚を使わず踏めたのが良かった」。ただでさえ強烈な捲りを武器に持つ原田。ゴチャつく流れならいただきだ。 G1常連で徳島が誇るスピードスター。大舞台でも主役に名を連ねるほどの実力者が、このところは苦戦続き。優勝は昨年2月の京王閣F1以来だった。 「久しぶりに優勝できた。また競輪祭に出られるよう頑張りたい」。25年の仕事始めは16年に優勝を飾って以来、斡旋のなかった立川G3。「9年ぶりに立川G3を走れる。結果を残せるようしっかり調整して臨む」 スポニチ杯をゲットして弾みをつけた原田。再びグレードレースでその名をアピールする。